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OLE2017出展社 インターナショナル

持続可能なパーム油を目指して。生産者ダーボン社が世界初の「RSPOネクスト」認証を取得

パーム油は、アブラヤシの実から採れる植物油。近年、このアブラヤシの大規模なプランテーション農園による熱帯雨林の破壊や、希少な動植物の生息地を奪うなど、さまざまな問題が表面化してきました。加工食品や化粧品、洗剤の原材料として、日本でもパーム油が輸入され、農園への投資もされています。

 

このパーム油の生産を、持続可能なものにするための円卓会議「RSPO(Roundtable on  Sustainable Palm Oil)」では、RSPO が世界的に知られているサステナビリティ規格を上回る取り組みを加盟企業が進められるように、任意で実施する追加モジュール「RSPO ネクスト」を策定しています。

 

「RSPO ネクスト」とは、「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、森林火災ゼロ、人権侵害ゼロ」を掲げるコミットメントが市場で増加していることに対応して開発されました。要求事項の人権尊重の中には、きわめて毒性が強い除草剤パラコートの使用禁止があります。

 

円卓会議の様子

 

2017年4月、世界で初めて、アグリビジネス企業のダーボングループ(本社:コロンビア)が、「RSPO ネクスト」の認証を取得しました。ダーボン社は、さまざまな持続可能な作物を一社一貫で提供する、垂直統合型の食品ソリューション企業。責任ある農業による品目は、パーム油やバナナの平地作物から、コーヒーやカカオなどの山地作物まで多岐にわたります。日本では、ダーボン・オーガニック・ジャパンとして食品などを販売しています。

 

Ⓒ RSPO/Jonathan Perugia
このアブラヤシから採れるのがパーム油。ココナッツから採れるヤシ油とは別のもの

 

コロンビアの北部の農園へ、5名の監査チームが、6日間にわたり、ダーボン社の搾油工場に納入している小規模農家 122 軒の認証も含め、パーム農園四ヶ所を往査し、「RSPO ネクスト」の要求事項に準拠しているか点検しました。

 

このマークがついていると、持続可能な環境でつくられているのがわかります

 

日本の表示でも、植物性油脂とだけ書かれているものは、たいていが、このアブラヤシの油脂だそう。熱帯林破壊を防ぎ、泥炭湿地帯からのCO2排出を防ぎ、地元住民の人権を守るために、RSPOマークのパーム油や、オーガニックの植物油を使った商品を選びたいですね。

 

ダーボン・オーガニック・ジャパン  http://www.daabonorganic.com/

RSPO   http://www.rspo.org/certification/rspo-next

奥田 景子

執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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