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インタビュー

自分の部屋のようにくつろいでみんなで話そう。フェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」

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札幌市北区にあるフェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」は、いつでフラッと遊びに行ける温かくてどこか懐かしいところ。フェアトレード雑貨が満載のショップにコミュニティカフェが併設されています。

 

自然豊かな北海道の札幌市は、10年以上前からフェアトレードフェスタが開催され、フェアトレードや社会的な課題について意識が高い地域でもあります。

 

2004年に「みんたる」をオープンさせたオーナーの和田美加代さんへ、北海道のフェアトレード事情とコミュニティカフェとしての活動など、お話を伺いました。

 

少しずつ上がっているフェアトレードの認知度

 

もとは和歌山出身だという和田さんですが、学生時代からアフリカやアジアを旅行するのが好きだったそう。現地の貧富の差を知って、何かできることはないかと思っていたとか。

 

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みんたるオーナーの和田さん

 

「国連やJICAに入るのは無理でも、できることがあるんじゃないのかなと思っていました。子供のころから、手づくりのものが好きだったので、自分でも好きなこと、雑貨を仕入れるフェアトレードが支援になると思ったんです。

ちょうど、コミュニティカフェという場づくりもしたかったので、レストランとフェアトレード雑貨屋さんをくっつけました。フェアトレードのことを知らない人にも、知ってもらう機会になります。」

 

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みんたるには、いろんなフェアトレード雑貨があふれています。初めて来た人は、何のお店かわからない人もいるそう。そんな人も、食事をしたり隣の知らない人と話したりしながら、フェアトレードのことを知っていくようになります。

 

フェアトレード発祥の地、イギリスでは教会のような共通の思いを持つ人たちが集まるコミュニティの場がありますが、日本にはそれがありません。日本では、フェアトレードショップの存在がより重要です。

 

フェアトレードフェスタも誰でも参加できるオープンなものとなって、開催される大通り公園はたくさんの人でにぎわっているそう。

 

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かわいい雑貨がたくさん

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みんたるのもう一つの特徴はイベント

 

みんたるでは、いつもイベントが行われています。

 

「お店を始める前は、アフリカのストリートチルドレンのスライド会をやったり、映画づくりを手伝ったりして、仲間内で実行委員会を立ち上げたりしてやっていました。

毎回場所探しが大変だったので、気楽にイベントを楽しめる場をつくりたくて。小さなイベントをたくさんやってるんですが、みんなで話しあってやることを大事にして、私が主催することはないんです。」

 

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レストランのご飯

 

ラインナップには、興味深いものがたくさんあります。ジャンルを問わず開催されている中で、ネイティブアメリカンやアイヌの方が出演される北海道ならではのものや、憲法9条を守るなど社会的な問題を話し合うものなど。

 

札幌にはコミュニティカフェ クミアイという、ゆるくつながったカフェ仲間の集まりもあります。そこで、あまり社会的なことをイベントにするのはどうか、と言われることもあるそうですが、和田さんは気にしていません。

 

「賛成の人も反対の人も、両方で話し合えるのが健康な社会だと思てるんです。政治的な話も普通にちゃんとすることが大事。結局、いろんな問題、世の中の仕組みはつながっているんですよね。政治、経済、フェアトレード、どこにでも課題がありますから。」

 

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9月9日を憲法9条を守る日に決めて活動しています

 

和田さんのコミュニティカフェは難しいことも楽しく話す場でもあり、一人で過ごしたい人は奥のスペースでお昼寝ができるほど自由な場でもあります。

 

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一人で過ごしたい人は、コチラへ

 

人々とのつながりとフェアトレードの広がり

 

山登りをやっていたことから、ネパールとのご縁が深く現地には友人もいます。みんたるのフェアトレード雑貨にネパールのものが多いのはそのためです。山と雑貨が大好きな和田さんの、北海道のフェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」。

 

この10年間、日々大変の連続でバタバタとやってきたそうです。イベントが終わって帰宅するのが、いつも3時か4時頃になってしまうことも。そんな和田さんの夢は何でしょうか。

 

「北海道は広くて、フェアトレードショップは地方にはまだ少ないんです。先日も網走に行って、いろんな方々と一緒にみんたる市を開きました。いつか、フェアトレードキャラバンで北海道を巡ってみたいんです。フェアトレード雑貨を見たことがない人にも見て欲しいと思っています。」

 

Small is Beautifulが基本で、ショップを大きな規模にする気はないということですが、キャラバンが北の大地を走っていくのが目に見えるようです。北海道のフェアトレードのかたちだと感じました。

 

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季節を問わず使えるバッグ

 

フェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」 http://www.mintaru.com/2011/

 

 

 

 

奥田 景子

執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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