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ライフスタイル

佐賀県武雄市-オーガニックのレモングラスで町おこし Vol. 1

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佐賀県武雄市のオーガニックファーム 農事組合法人武雄そだちレモングラスハッピーファーマーズを訪ねました。

 
佐賀県武雄市は平成18年に若い市長(樋渡啓祐氏、当時37才)が誕生し、以来、全国的なニュースでも取り上げられるようになったところです。市の公式webサイトをFacebookにした、市民病院の民間委譲、市立図書館の経営をTSUTAYAに委託し、スターバックスも誘致した、市内で増え続けるイノシシ肉の商品化などなど。レモングラスも市長の発案のひとつだそうです。

 
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TSUTASYAとスターバックスが入り利用者が増えた市立図書館

 
武雄市山内町の加工施設兼販売委託店にお伺いした日が新宿伊勢丹地下1階「プラ ド エピスリー」で催行される年に1度の「フレッシュ武雄レモングラスフェア」イベント中であったこと。翌日には福岡放送の取材が入っていて下見等の準備中だったことから、お話は、レモングラスへの取り組みに最初からかかわられたという武雄市の農業委員会事務局局長の秀島さんに伺いました。

 
畑は標高763メートルの八幡岳(はちまんだけ)中腹にありました。レモングラスをオーガニックで育てるにあたり、武雄市では農薬をヘリコプタで撒くこともあるので、回りと隔絶したところという観点から、これまでいろいろな畑で試験栽培を試みたそうです。案内されたのは市内若木町菅牟田(すがむた)の畑でした。

 
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耕作放棄され、竹がはびこった段々畑がレモングラス畑に生まれ変わった

 
なぜ、レモングラスが町おこし産物として選ばれたのでしょうか。
武雄市もご多分に漏れず、農業者の高齢化による耕作放棄地の増加とイノシシ被害に悩まされていました。そのような時、市長がタイの大使館関係者から、タイ・カオヤイ国立公園の麓で有機栽培を実践されているハーモニー・ライフ・ファームの大賀昌氏を紹介されたのです。

 
レモングラスはイノシシが嫌う植物であること、地球温暖化のせいで平均気温が高くなっていることから武雄市でもレモングラスの収穫に支障はなさそうなこと。ハーブティーは女性に人気のある商品とは知っていたが、二日酔いのときなどに試飲してみると爽快で、これなら男性にもいけると感じたことなどから、大賀氏のアドバイスを受けながら平成18年にレモングラスの栽培がスタートしました。

 
レモングラスは苗から栽培。苗は大賀氏のオーガニックファームから輸入しています。レモングラスは多年草の通年作物で、たとえば、4月に1本を植えつけると9月半ばには大きな株になり、以降、複数回収穫できるそうです。今年は雨が多く日照不足で収穫は少し遅くなりそうとのこと。今年は異常気象ですものね。

 
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植え付け時は1本あるいは2本だけだったものがこんなに増えて株となる

 
多年草のレモングラスは一度植えつければ冬場以外、次から次に茎が伸びて何度も収穫できる植物。でもハッピーファーマーズでは、有機栽培なので、一定の収穫が終わったら掘り起こし、次の植え付けまで土作りに専念するそうです。

 
農事組合法人武雄そだちレモングラスハッピーファーマーズのスタッフは6人。以前は販売までスタッフがかかわっていましたが、現在、販売は外部委託。6人で生産管理と仕分けや乾燥・加工まで行っています。有機栽培は品質が信頼できる3軒の農家が担当しているとのこと。

 
畑を巡り、スタート地点に戻りました(冒頭の写真)。ここは販売を委託している喫茶店で、建物の裏手が加工施設となっています。ちょうど2人のスタッフが今日収穫されたレモングラスを選別・洗浄し、天日に干していらっしゃるところでした。

 
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刈りたてを洗浄した瑞々しいレモングラス

 
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スタッフの渡邊さん(左)と佐佐木さん(右)

 
武雄のレモングラスのカットリーフは爽やかなグリーンが特徴ですが、その秘密にちょっと触れた感じ。朝刈りしたレモングラスがその日のうちに選別・洗浄し、低温乾燥して加工し製品化されています。

 

 
連絡先:
武雄 K’sレモングラスハウス http://takeosodachi-lemongrass.net/
佐賀県 武雄市 山内町大字鳥海9583-3
0954-45-3866

 

タイ国ハーモニーライフオーガニックファームはこちら

 

 

 

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