【OLE2020】イベント会場からオンライン配信。「SHARE THE LOVE for JAPAN」の公開交流会議「Meet-and-Greet」

今年で5年目の節目を迎えた「第5回オーガニックライフスタイルEXPO」が、1015日、16日、17日の3日間開催されました。コロナ禍で、2020年の開催は難しいと判断されていた状況の中、107社が出展。来場者数10,185名と、とても熱気ある展示会となりました。

 「SHARE THE LOVE for JAPAN(シェアザラブフォージャパン)」(運営:株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー)は、感染症予防対策に万全を期すことを前提に、参加農家の意見を聞きながら、イベントに参加することを決定。

日本全国のSTL(SHARE THE LOVE)農家

新しく取り入れられたオンライン展示会システム

毎年、日本各地の応援農家が栽培するたくさんの野菜や加工品を販売していた「SHARE THE LOVE for JAPAN」(以降、STL)のブース内では、「オンライン中継デスク」を併設。東京・浜松町のイベント会場と全国をつないで、YouTubeやzoomを使ったオンライン公開交流会議「Meet-and-Greet(ミートアンドグリート)」を開催されました。

「Meet-and-Greet」といえば、アーティストの握手会などが連想されますが、ここでは、登壇者に宇宙や食、農の世界のトップランナーを迎え、熱いセッションが繰り広げられていました。

開会の挨拶を述べる「株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー」代表取締役CEOの髙橋あみこ氏

「株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー」代表取締役CEOの髙橋あみこさんによる開会挨拶の後、初日(15日)のオープニングセッションのゲストスピーカーには、宇宙ビジネスの第一人者、慶應義塾大学大学院教授、神武直彦(こうたけ なおひこ)さんが登場。「宇宙から農業と地球の未来を考える」という、壮大な宇宙からの視点に興味津々の内容でした。

慶應義塾大学大学院教授の神武直彦氏

2日目(16日)のセッション2は、「いま聞きたい地域と農業の話/オーガニック学校給食の最前線」です。学校給食をオーガニックにする取り組みは、全国の地域で始まっています。登壇者は、石川県羽咋市「はくい農業組合」の粟木政明(あわき まさあき)さん。STL参加農家、千葉県の村田謙虚(むらた けんきょ)さんとのセッションでした。

島根県邑南町役場 商工観光課 課長の寺本英仁氏

セッション3は、「いま聞きたい地域と農業の話/ビレッジプライドの真骨頂」。「0円起業」でマスコミでも取り上げられたスーパー公務員「島根県邑南町役場」の寺本英仁(てらもと えいじ)さんが登壇。阿波晩茶農家の高木宏茂氏(たかぎ ひろしげ)さん、STL参加農家の阿部正臣(あべ まさおみ)さんとのセッション。寺本さんが語る食や農のまちづくりはとても刺激的です。

いずれもSTLが大切にする「大地にやさしい農業」へ思いをつなぐプログラムになっていました。STLに参加する新規就農者や熟練農業者と、農業を目指すたくさんの人たちにとっても、深い気づきと学びがあり、さらネクストアクションへと展開していきそうな「Meet-and-Greet」でした。

 

企業情報(株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー)

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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