9月2日(土) 話題の映画 「夜間もやってる保育園」 の先行特別上映もある「日本有機農業研究会 夏のシンポジウム2017」

NPO法人 日本農業研究会の今年の夏のシンポジウムでは、午前の部で「夜間もやってる保育園」が9 月下旬からの全国ロードショーに先駆けて先行特別上映されます。午後の部の講演会も注目です!

「日本有機農業研究会 夏のシンポジウム2017」

日時:9月2日(土)
会場:國學院大學常磐松ホール

【午前の部】

映画 「夜間もやってる保育園」  10:00 ~ 12:00(入場料 1,500 円)

少子化が進む一方で大きな社会問題になっている待機児童。 新宿区歌舞伎町に隣接する大久保で 24 時間保育を行う「エイビイシイ保育園」は完全オーガニックの給食での食育や多動的な子どもたちへの養育プログラムなど独自の試行錯誤を続けています。

さらに北海道、新潟、沖縄などの保育現場を取材。
すくすくと育つ子どもたちの笑顔や寝顔や泣き顔 ・ ・  ・ 。
制度や数字からだけでは知ることのできない夜間保育の現場から、家族のあり方、働き方、食、社会のかたちを照らします。
大宮浩一監督作品。

9 月下旬からのポレポレ東中野他での全国ロードショーに先駆けて、日本有機農業研究会シンポジウムで先行特別上映されます。

【午後の部】
講演会  13:00 ~ 16:30  (参加費 1,500 円、 25歳以下 1,000 円)

絵本作家  田島征三さん トークショー     13:00 ~ 14:00
「いのちの響き合い」


  
日本有機農業研究会の機関誌 『土と健康』 の味わい深い表紙絵を書き続けて下さっている絵本作家田島征三さん。東京日の出村で畑を耕し、 山羊を飼い、 虫や草の生命と語らいながらタブロー ・版画 ・ エッセー ・ 絵本を創作。その後、廃棄物処分場からの焼却灰の飛散を逃れて伊豆半島に移住す、森の中の生きものたちとの共生をテーマに生命力に溢れた創作を続けています。

作品のエピソードや思い ・ 感性を交えて、 いのちの共生について楽しいお話しをいただきます。

※会場入口の「多目的ホール」にて田島征三さんの『土と健康』表紙画を展示。絵本も販売します。田島征三さんカバー画の有機農業のバイブル『農業聖典』(アルバート・ハワード) も同時販売
 

元国立水俣病研究センター所長  赤木洋勝さん講演        14:15 ~ 16:30


「水銀汚染の実態・  ・  ・ 汚染の現場と研究から学んだこと」現在、マグロやキンメダイ ・ 鯨などは、 メチル水銀が蓄積していることから妊娠中の女性はお腹の赤ちゃんの発育に影響を与えるとして摂取が制限されています。戦後日本ではイネのいもち病防除にも大量の  「水銀農薬」 が使われました。 そしてチッソおよび昭和電工によるメチル水銀の垂れ流しは 「水俣病」 を引き起こし日本の公害の原点となりました。 殺菌剤や防腐剤や苛性ソーダの触媒にも水銀が大量に使われ環境に水銀が蓄積し、今も金の採掘に水銀が使われ続けています。

国立水俣病研究センター赤木洋勝さんは、 自然界の微量のメチル水銀までを測定できる世界でもっとも正確な測定法を開発。様々な圧力に負けずに、 河川や海に垂れ流された水銀は自然界の中で毒性の強いメチル水銀 (有機水銀) に変わり、 食物連鎖で魚に蓄積されていることを実証。

また、  国際水銀会議を主導して世界を水銀規制に導き、2013 年には世界会議で 「水銀に関する水俣条約」 が採択されました。

今もなお国際水銀ラボ所長として水銀研究を続けている赤木さんを水俣からお招きし、 半世紀にわたるその生きざまとともに、 環境と食の水銀汚染の実態、 そして若い世代にその留意点についてもお話しを聞きます。

会場:國學院大學常磐松ホール


 
申込 ・ 問合せ先
日本有機農業研究会事務局まで。当日参加もできます。
主催  NPO 法人 日本有機農業研究会
〒 162-0812  東京都新宿区西五軒町 4-10 植木ビル 502
電 話 : 03-6265-0148  Fax : 03-6265-0149  E-mail info@joaa.net
シンポジウムのチラシはこちらからダウンロードできます。

9月1日(金)には、NPO 法人 日本有機農業研究会が共催する「実りの秋へ足立区都市農業公園 有機の畑にいらっしゃ~い」も催行されます。詳しくはこちら
 

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