enjoy organic! ところてん作りを楽しむ♪

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広島県呉市豊浜町豊島で採取された乾燥の「てんぐさ」をいただきました。“豊島(とよしま)”は呉市と四国の今治市の間、瀬戸内海国立公園の中にある島。豊島では、誰もが「てんぐさ」を摘んでいるのだとか。乾燥させて「ところてん」を作ったり、餡寄せやマーマレード寄せにするなど、さまざまに工夫しておやつの材料として活用しているそうです。食物繊維が豊富な「てんぐさ」は、整腸作用や貧血の改善作用・また、高血圧や糖尿病、動脈硬化の予防にも役立つと言われています。
 

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▲初めて見る「てんぐさ」はまるで“箒”のよう。

さっそく、教えていただいたレシピで「ところてん」作りに挑戦してみました。

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<材料>
てんぐさ・・・・・50g
水・・・・・・・・1升5合(2700cc相当)
酢・・・・・・・・おちょこ一杯(大さじ3杯弱)

1升5合という単位に代々伝わる歴史を感じますね。
お酢にはてんぐさを柔らかくして解け易くしてくれる働きがあるそうです。

 

作り方はいたって簡単! 30分程ぐつぐつ煮るだけです。

① 洗う
まず「てんぐさ」をボールに入れて軽く洗います。てんぐさの根本に土などが付いていることもあるのでていねいに。

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根本に土の固まりが付いていました。これはよく洗うか、取り除きます。

 

② 煮る
洗った「てんぐさ」を分量の水と酢を入れた鍋の中に投入。30分ほど火にかけて「てんぐさ」を煮溶かします。

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時間の経過とともに「てんぐさ」が少しずつ小さくなっていきます。箸で掬い上げた感触も軽くなり、溶け出しているのがわかります。

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▲15分後:ずいぶん軽くなりました

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▲25分後:さらに軽く、短くなりました

 

③ 漉す
30分煮たら、布巾で漉します。

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▲ていねいに漉します。

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▲これが漉した「てんぐさ」の煮汁。約2000ccほどになりました。

漉した後、残った「てんぐさ」が気になりますよね。お水の量を半分(約1500cc)にして、同じ要領でもう一度作れるそうです。

 

④ 固める
好みの型に入れて固めます。今回はシンプルなところてんと小豆寄せにしてみました。

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左・ところてん、右・ゆで小豆寄せ

 

つるりとした口触りと軽い歯ごたえ。とっても美味しく出来上がりました。

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今回使用した有機食品
有機純米酢
株式会社純正食品 マルシマ21 http://www.junmaru.co.jp
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ゆで小豆
株式会社遠藤製餡 http://www.endo-s.co.jp
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