有機農業に携わる(又はそれを志す者)日本の若者のための有機農業実用入門ガイド ―実践者のアンケートから― Shilpi Saxena(シルピ・サクセナ)

これは、独立して有機農業を志す人、たとえば農業大学や農業高校、大学農学部その他の農業学校の学生、米国・欧州など国外で農業研修をしてきた人、また、経験はないが、有機農業を始めてみたいという20から30歳の男女の疑問やニーズに応える入門書です。

有機農業を始める初段階で役立つ情報を、有機農業を既に始めている若い農業者から集めてまとめたこの入門書に、以下の方々が協力してくれました。
(もちろん、有機農業はいくつになっても始められます!)

 

質問と回答

 

1. 有機農業をしたい(自分の農場を持ちたい)が、何から始めたらいいか。

 
A. 自分なりの有機農業のイメージを持ち、そのイメージに類した有機農業を実践している人を訪ね、イメージを現実化する。そしてそれに対して不足している部分を(資金、経験等)補うことを始める。

 
B. ニューファーマーズフェアに参加してみる。市町村、県農業会議に足を運び、情報を集める。

 
C. 有機農業の国内研修先を探すこと。研修が終わっていれば自分の農業や生活の形をはっきりさせること。

 
D. 有機技術を得るため、農業大学校、スイスでの野菜農家へ研修に出た。最初から農業に入るのもよいが、学校での公的研修でまず、偏りのない技術を身に付けると自信がつく。

 
E. 私の場合はまず知識を身に付けるため、専門学校や有機農家への研修から始めた。この経験(実績)があると、その後の相談窓口となる普及所、農協などへ話が通しやすくなると思う。

 
F. 生活資金、資材費を貯める。例えば二人で400万円(3年分位)。自分の住みたい地域の有機農業者からアドバイスを受ける。

 
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