丁寧な暮らしとエシカルなアクション! 本当の豊さと幸せがリンクする「mana. ORGANIC LIVING」の雑貨たち

2025年の国連「世界幸福度ランキング」で、日本は147の国と地域中55位という結果。これは、「日本が多くの社会的な緊張を抱えていることを示唆している」からだと分析されています。

ランキングでいつも上位を占めているのは北欧の国々。北欧の豊かでエココンシャスな暮らしを取り入れて、ライフスタイルを楽しくしてくれそうなブランドが「mana.(マナ) ORGANIC LIVING」です。

「mana.」は “今日から始める、サスティナブルな暮らし”をミッションに掲げ、2018年に誕生した沖縄発のブランド。できる限り廃棄を減らし、地球に負担をかけないライフスタイルをサポートする製品がラインナップ。売上の1%は環境保護団体へ寄付されています。

プロダクトに使用されている原料のほとんどは、経年変化を楽しめる天然素材。それらは、きちんとお手入れをする必要があります。ものを一つひとつケアする作業は、忙しい日々には難しいかもしれません。それでも、分解され自然に還る素材の温かみを感じながらケアしていると、緊張感から解放されて心の状態も落ち着いていきそう。


FSC認証”Forests For All Forever”マークがついた竹歯ブラシ

竹歯ブラシは、防腐剤・防カビ剤・防虫剤などを一切使用せず、自然素材の特質を生かしてつくられています。

ほとんどの歯ブラシはプラスチック製。リサイクルされず廃棄された歯ブラシは、海洋汚染の要因のひとつとなっています。環境問題を考慮しながら、機能性とデザイン性のある歯ブラシをつくりたいという思いで誕生したもの。

左)竹歯ブラシ・オーガニック・FSC認証:451円(税込)、
右)竹歯ブラシキッズ:396円(税込)

サイズ:本体21cm、ブラシ部分2.4cm キッズの本体 14.5cm
素材:本体 竹、ブラシ PBT樹脂(BPAフリー)
ヘッド部分:2.4cm、コンパクトタイプ1.9cm

竹は3年で収穫できるという成長の早さと、他の植物に比べCO2を多く吸収する役割からサスティナブルな素材として注目されています。

「mana.」では、素材や生産過程の背景にもこだわり、国際森林認証制度FSCを取得したオーガニック竹を使用。

厚みのある本体は、持った時の感覚がフワッと軽く、しっかり握れるデザインです。ブラシ部分は、動物保護(ヴィーガン)の観点から豚毛や馬毛を使用せず、BPAフリーの超極細毛ナイロン製。使用後はブラシの部分のみペンチで抜き取って適切な処理を」
(参考:mana.ORGANIC LIVINGオンラインストア「竹歯ブラシ」)

旅行のパッキングにも便利な洗濯ネットと
ウール洗濯ボール6個セット:2,310円(税込)

餌と間違えてマイクロプラスチックを食べてしまう海の生き物たち…。

国際自然保護連合(ICUN)によると、海洋マイクロプラスチック全体の35%は、合成繊維の洗濯によるものだそう。洗濯のたびに、合成繊維のマイクロファイバーが排水溝から下水を通じて海洋マイクロプラスチックになっています。

超微細な編み目設計の洗濯ネットは、マイクロプラスチックファイバーをキャッチして、海への流出を防ぎます。旅行に出かけるときにはパッキングに使って、帰宅後はそのまま洗濯機で洗濯できます。

海を守る洗濯ネット:1,980円~6,265円(税込)
内容量:1枚、素材:ナイロン
S W30cm × 40cm
M W40cm × 50cm
L W50cm × 74cm

一般的に洗濯機の摩擦や水圧で生地は傷んでいきます。お気に入りの服の素材を知って、長持ちする洗濯方法を調べてみるのも楽しそう。

「mana.」は「できる限りプラスチックを使用しない製品を選択し、どうしても合成繊維(プラ製品)を使用する際は、マイクロプラスチックにならない工夫をしよう」と呼びかけています。

左)エコブラシロング・FSC認証(テフロン・フライパンOK)
:594円~946円(税込)

中)ボトルブラシ・FSC認証:792円(税込)
右)ラウンドブラシ・・FSC認証:825円(税込)
右下)自然素材のキッチンスポンジ3個:1,430円(税込)

ギフトにも喜ばれそうな食器洗いシリーズ。ブナにココナッツ繊維、ヘチマなど焼却しても有毒ガスが出ない素材は、部屋の空気も浄化してくれそう。シンプルでナチュラルなデザインが素敵で、キッチンや浴室にあるポリエステルやナイロン素材を少しずつ変えていきたい!

竹歯ブラシ同様に防腐剤・防虫剤・防カビ剤を使用していないので安心。使い終わった後には、水気をしっかり切って乾かすことを心がけて。

沖縄県中頭郡嘉手納町にある「mana.沖縄本店」

他にもコンポストやベトナムでつくられたオーガニック竹のストローなど。心地よくなるアイテムがいっぱい。「mana.沖縄本店」では、ナッツ類やドライフルーツの量り売りもあります。

「本当に必要なものやお気に入りのものを選び、自然や動物へ配慮したショッピングをすること。それが、『自信のある生き方』へ変化していき、本当の意味で豊かで幸せなことに変わります」というのがブランドからのメッセージ。

気候変動や生物多様性の損失など深刻な状況はありますが、まずはエコバッグを持って買い物に行くことから始めてみても良いかもしれません。自分の小さなサスティナブルな行動は、積み重なって少しずつ世界変えていきそう。

 

mana.ORGANIC LIVING  https://manaorganicliving.com/

企業情報(株式会社オーガニックリビング)

 

オーガニックライフスタイルEXPO in 東京
会期:10月2日(木)~4日(土)
会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館
*出展社募集中です

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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