中国オーガニックの今現地レポートと有機認証制度(自然と農業編集部)

日本(株)小倉製粉所は、中国の中階級層に人気のあるオリーブオイルやピューレを出品すると同時に、同社の主力商品である各種ソバ製品や乾麺を出品。同社は10か国で生産を行い、販売先は世界30か国に及ぶが、今回は中国での販売先を確保するために出展したという。来場者にはソバ製品がとくに人気であるとのことだった。

 

高邮市红太阳食品株式会社は、中国独自の食品である塩卵を出品。塩卵は中国緑色食品発展センターによる有機認証と、COFCC認証を取得したものをそれぞれ出品。ピータンも同様に手掛けている。中国ではCOFCC認証取得製品は、とくに高級品となるが、2006年から有機食品を扱って以来、需要は徐々に伸びており、その売上げは緑色有機認証の商品よりも高くなっている。

 

大連盛方有機食品株式会社は有機穀物や有機配合飼料を出品。なお、有機飼料はOFDCの他にもECOCERT、SKAL、OCIA等の有機認証を取得。加えて同社は8つの有機農場、3つの有機加工工場も運営しているとのこと。同製品は主に米国で売れ行きが良く、その他にもヨーロッパ、カナダ、オーストラリア、日本、韓国、東南アジア、台湾等でも販売先を広げている。ブース担当者は、「中国で飼料会社は20数社存在するが、その中でも大規模な事業をこれからも展開していきたい」と抱負を語った。

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