ドイツ・BioFachに参加して(林 慶子)

前日の午後会場入りすると、ほとんどのブースが何もないガランとした状況で驚きました。大柄な男性が、金槌でトントンカンカンしているではありませんか!日本から送った荷物も約束の時間を過ぎても届きません。本当に明日から始められるのか?と不安になりましたが、ようやく届いた荷物を陳列し、会場を後にしました。

 
いよいよ展示会初日。午前9時開始に向け、15分前には会場入りしたのですが、ブースが完全に出来上がっていないところがいくつもあることにあ然としました。日本の共同ブースの皆さんは、開始の9時までに間に合うようテキパキと準備を行っていますが、午前9時のチャイムがなっても目の前の他国のブースは出展社の方の姿すらありません。日本人の几帳面さを改めて感じるとともに、こんなものなのかと緊張の糸が切れました。

 
今回は出展社側での参加であったため、ほとんど見て歩くことは出来なかったのですが、驚いたことを4つご紹介したいと思います。

まず1つ目は展示会場内のショップ。開始前日まで売っていた普通のコーラは姿を消し、期間中はオーガニックのジュース(コーラも含む)か水しか売っていません。トレーも全てリサイクル紙で出来たものに変わっており、その徹底ぶりに驚きました。もちろん、飲み物は全てビン入りで、コインをもらい、返却するとお金が返ってくるシステムです。

 
続きまして、海外の展示会は、社長自らが参加しその年の契約を取り付けると昔から言われています。131カ国、44,000人の来場者数から、その規模の大きさが計り知れますが、本当に何から何までオーガニック。オーガニックで手に入らないものはないのではないか、と思えるほどの品揃えです。そんなブースのディスプレイに、USDA(アメリカ)マーク、EUマークと共に堂々と有機JASマークが並んでいるではありませんか。有機JASマークの存在を世界で感じることが出来、とても嬉しかったです。

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