2014年07月17日
和紙や不織布を細く切るマイクロスリッターをメイン事業とする滋賀県大津市の古川与助商店は、和紙を原料にした繊維事業を本格展開する。
和紙は収縮性に乏しく生地化は難しいが、縫製業者と協力し、和紙の撚糸と絹などの繊維を混合して縫製する手法を確立。しなやかさと水洗いの耐久性も高い生地が可能になった。
今年11月めどに自社ブランド「与助」「YOSUKE」を立ち上げ、アパレルやテキスタイルで展開する。帯や着物など和装関連製品、ワンピースやブラウスや女性向け衣料の自社ブランドでの投入を計画中。多くのデザイナーが関心を寄せており糸や生地での提供も行い、染色も可能。
河村社長によると、すでに2013年秋に始めた紳士向けジャケット やシャツが「環境問題に関心の高い経営者らの間で口コミで広がり、本格展開を決めたという。
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