2014年8月12日

エシカル(倫理的、社会的に公正)なビジネスや社会行動の普及を目指す日本エシカル推進協議会は8月12日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に対して、2020年の東京五輪を環境や社会的課題に配慮した「エシカル五輪」にするよう提言書を提出した。

 

1.提案の趣旨

近代五輪の基本哲学に立脚しつつ、日本ならではの倫理的伝統を発展させた「エシカル東京五輪」の実現

2.「エシカル五輪」の基本コンセプト

1)人と環境に優しいエシカル五輪

2)エシカルな調達と運営

メダルの原材料にリサイクルした金、銀、銅を用いる、選手村で提供する多くの食品をフェアトレード、オーガニック、ASC認証製品等とする、選手のユニフォームはエシカルファッションユニフォームとするなど。

3)エシカル・スタンダードの確立

4)エシカルな日本の伝統を活かす

5)社会的な絆の強化と伝承           東日本大震災を機に再認識された「絆」

6)東京の「エシカルタウン」化と全国へのエシカル文化の普及

 

※「エシカル」「三方よし」の定義:本提案書において「経済よし、社会よし、環境よし」をもって「三方よし」とし、「エシカル」と同義とする。

 

3.なぜ「エシカル五輪」なのか

1)サステナビリティ確保の標準化

2)環境配慮からエシカルへ

3)時代の要請

4)「成熟社会日本」後の社会ビジョン

5)「消費者市民社会」実現への寄与

 

4.エシカル五輪を実現するための指針

5.結びに           五輪にとどまらず、エシカル化の範を世界に示すことができる。

 

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