ここに、オイシックスが2015年4月3日に配信した「N‐1サミット2015」の優良農業者向意識調査結果をご紹介します。
将来の農業界を背負って立つ、 自信と気概を持って農業に取り組む人たちが集い、 学び、 考え、 交流し、 称えあう場として、 農業界の活性化を目指すイベント「N‐1サミット2015」。2010年からスタートし、 今年で6回目の開催となりました。 今年は全国の優良農業者を中心に約300名が参加し、 農林水産省後援のもと、 林芳正農林水産大臣も参加し、 スピーチを行いました。
今回は、 日本の“農”を明るい未来へと導くため、 関心の高いテーマをとりあげ、 農業者を中心に“農”の分野において第一線で活躍するキーパーソンを集め、 パネルディスカッションも実施。 メインとなるパネルディスカッションでは「日本の農業の未来」というテーマを、 分科会ではそれぞれ、 【人材の確保・育成】【有機・自然農法】【輸出と海外生産】という現代の農業をとりまくテーマを個別に設け、 熱いディスカッションが行われました。
農協改革やTPP(環太平洋経済連携協定)の議論と共に、 日本を支える産業としての「農業の未来」が注目されているなか、N‐1サミット実行委員会(実行委員長:高島宏平)は、 「日本の農業の未来提言」と題し、 優良農業者が集うイベント「N‐1サミット2015」に参加した農業者に向け、 日本の農業に対する意識調査を行いました。
■(図1)農協改革の賛否は?
■(図2)日本の農業の成長に重要な規制改革は?
(現在の農協改革を除く)
■(図3)日本の農業の成長には何が重要だと思うか?
■(図4)農産物の輸出に取り組んでいるか?
■(図5)日本の農業は明るいと思うか?
<調査結果サマリー>
●農協改革には、 8割近くが賛成と回答し、 競争力ある農業を目指す政策への期待が伺える
●「農地法の改正」が、 日本の農業の成長に重要な規制改革と考える農業者が最も多かった(農協改革を除く)
…次いで「農産物の機能性表示」となり、 新しい制度へ高い関心が垣間見える
●日本農業の成長には「農業従事者の確保や育成」が重要と44%が回答し、 人材への問題意識は大変高い
…次いで、 「農産物の輸出促進」(19%)、 「ICT活用」(16%)、 「六次化」(11%)
●農産物の輸出は、 15%が取組みをしており、 準備中も含めると3割以上が輸出に取り組んでいる
…「輸出している」(15%)、 「輸出に向け準備中」(21%)、 「輸出していたがやめた」(9%)、 「やる予定はない」(55%)
●日本の農業が明るいと思う農業者は55%となった
…「とても明るいと思う」(19%)、 「明るいと思う」(36%)、 「どちらでもない」(29%)、 「思わない」(16%)
<調査概要>
調査方法: アンケート調査(会場調査) / 調査日: 2015 年3月4日
調査対象: N‐1サミット2015に参加した農家、 農業従事者
有効回答数:126 / 調査元:N‐1サミット事務局(オイシックス株式会社内)
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