オーガニックマーケティング協議会は、“とことんオーガニックシンポジウム2015”をきっかけに小売り・販売団体を中心に、本気でオーガニックに取り組む人々が集い、それぞれの取り組みや事業についての情報交換を行い、ネットワークを構築するとともに、研究会・セミナー・展示会・キャンペーン活動などを通じてオーガニックマーケットの活性・拡大を目的としている。

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6月30日の第1回定例会に引き続き、8月28日(金)に第2回定例会を開催する。予定議題は下記の通り:

 

1.有機表示の実態とオーガニックアンケートに関する検討

            法政大学経営大学院 小川研究室アシスタント 青木恭子

① 巷に溢れる“有機表示”の問題点 (40分)

「とことんオーガニックシンポジウム2015」での発表に引き続き、今回はさらに詳しくマーケットの現状をレポート。シンポジウムでは発表できなかった、“オーガニック製品に関する消費者モニターへのアンケート結果”も発表される。

② オーガニックマーケットに関するアンケートの実施について (20分)

2011年の『日本におけるオーガニックマーケット調査報告書』の発行から4年半が過ぎ、東日本大震災も経たいま、消費者の意識や購買動向がどのように変化しているのか、再び調査を行うことを計画。オーガニックマーケット拡大のため、どのような情報が必要か、そのためにどのようなアンケートを実施したら良いのか、意見交換会を行う。

 

2. OVJ(一社・オーガニックヴィレッジジャパン)東京オリンピックにオーガニックを!活動報告(15分)

オーガニック&食育×キャンプ地が真の地域創生を生み出す

(社)オーガニックヴィレッジジャパン理事/「オーガニック電話帳」編集人/
「家庭の食育」編集長   山口タカ

OVJの最大プロジェクト、「オリンピック&パラリンピックのキャンプ候補地をオーガニックにしよう!」キャンペーン。前回のロンドンオリンピック以来、食材調達基準は農産物では最低限GAP認証、意欲的基準としてオーガニックであることが採用され、リオでは水産物もMSC認証を取得した環境に配慮し持続可能な漁業であることが調達条件になる。東京オリンピックはより高い基準が求めらる。

あまり知られていないが、北京オリンピック時、参加204カ国のうち、事前キャンプ地として46カ国が中国ではなく日本の26都道府県で行った。2020年の東京大会ではその5倍ほどが日本で事前キャンプを行うと予想される。その中で有機農業が盛んな地域が各国選手をオーガニックで迎えるということが実現すれば、それを切っ掛けに、日本各地に有機の村を作り上げ、オリンピック終了後も地域の環境と経済を守るムーブメントに繋げることができると思われる。

8月4日、「2020年東京五輪事前キャンプ地の誘致に向けて!」というOVJ初の会合が開かれ、自治体関係者など多く参加した。すでにスウェーデンのキャンプ地として決定している福岡、スリランカキャンプ地となる千葉県山武市の報告があり、大いに注目された。今回はその内容のポイントを報告する。

 

3. グリーンネイバーフッドツアー報告 -ポートランドの取り組み  (15分)

          (株)オルタナ 『オルタナ』副編集長 吉田広子

今年7月27日~8月1日まで、株式会社オルタナ主催で実施された「米国グリーンネイバーフッド視察ツアー」を報告する。なぜポートランドやシアトルは「全米で最も住みやすい街」ランキング上位の常連なのか? 最近話題の「グリーンネイバーフッド」とは? 行政の強いリーダーシップで住民のライフスタイル革新を導き、それを企業や大学などが協力にサポートする街づくりの最新事情を共有する。

4. オーガニックライフスタイルEXPOについての意見交換会  (説明15分・意見交換40分)

オーガニックフォーラムジャパン事務局長/ロハスワールド代表 秋元一宏

2016年11月17~18日に東京国際フォーラムにて開催される「オーガニックライフスタイルEXPO」に関する進捗状況の報告と、展示内容に関する意見交換会。出席者から積極的なアイディアやご意見をいただくことで、当イベントがオーガニックマーケティング拡大への起爆剤となるべく、斬新で、かつ、充実した内容に練り上げていこうと考える。

 
 

【日時】:2015年8月28日(金) 17:00~19:30

【会場】:法政大学経営大学院(新一口坂校舎) 501教室

東京都千代田区九段北3-3-9  TEL: 03-3264-4341 FAX: 03-3264-3990
※地図及び交通手段はこちら
参加費等に関する詳細は:http://www.food-trust.jp/document/doc/0086.pdf