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ニュルンベルクメッセGmbHが発表した終了報告書によると、今年2月10日から13日にドイツ・ニュルンベルクで開催された有機食品の国際見本市「ビオファ」ならびに10周年記念となったナチュラルパーソナルケアのための国際見本市「ヴィヴァネス」には世界130カ国から48,533人(2015年は44,624人)が来場。展示面積およそ47000平方メートルに展開した出展者は2575社、そのうち250社はVIVANESS出展。2見本市へのドイツ国外からの出展者の割合は69%だった。

なお、日本からは下記の出展があった(順不同):ひかり味噌、和田萬、ムソー商事(共同出展として遠赤青汁、金光味噌)、ミトク(共同出展として天鷹酒造、角谷文治郎商店、カネク)、ヤムヤム、オーガニックコットンのハート。現地法人出展で抹茶のあいやと下堂薗インターナショナル。
 
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恒例のマーケット情報に関する発表では、ドイツの家庭では、有機食品に対する支出が前年比11%を越える増加を記録し、有機食品産業連盟(BÖLW)によると、有機食品の売上げは80億ユーロを超えたという。また、naturkosmetik konzepte、GfK、IRI、IMS Health、BioVistaの共同調査によると、2015年のナチュラル化粧品市場は、前年比10%増加し、10億ユーロを超える売上高を記録した。ドイツに限らず、世界的にもオーガニックの需要は旺盛で、市場調査会社オーガニックモニター社(英国)の推定によると、2014年の世界のオーガニック製品の市場規模は600億ユーロ(およそ7.5兆円)という。
 

BIOFACHの出展者と来場者、ともに満足した4日間

第三者機関の会場調査によると、すべての出展者の90%が見本市の全体的な成功を積極的に評価。93%はターゲットグループが自分のスタンドを訪問してくれ、92%は訪問者と新しいビジネス関係を構築できたと答えた。来場者の質の高さも評価し、85%は、見本市以降にこれら新たなコンタクト先との成約に期待しているという。出展者の91%が機会があれば今後もBIOFACHに出展したいと答えた。調査に参加した来場者の93%が新しいアイディアや提案が参考になったと答え、98%が広範な展示に満足し、97%が今回の訪問に満足したと答えた。
 

BIOFACHのハイライト

今年のBIOFACHのハイライトは、オーガニックのビーガン、オリーブオイル、ワインの世界に焦点が当てられたことと、「クック+トーク」と「家庭外のケータリング」フォーラム。フォーラムでは4つの異なる製品分野がテーマ別にオーガナイズされ、ユニークなスタンドコンセプトと専門家の話があいまって、様々な種類の料理のインスピレーションが提供された。ここで展開されたディスカッションやショークッキングは、外食産業で成功したオーガニック・ビーガン製品、オリーブオイルやワインの使い方を学ぶ場となった。

cook+talk
cook+talk
 

2016年ベスト・ニュー・プロダクト・アワード

例年どおり、BIOFACHとVIVANESSノベルティスタンドの候補製品(食品:739)の中から投票により、2016年ベスト・ニュー・プロダクト・アワードが決定した。今年の受賞者のリストはwww.biofach.de/presswww.vivaness.de/pressで見ることができる。

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日本から初めて候補商品として展示されたミトクの練りわさび
 

7,000人が参加した2016 BIOFACHとVIVANESSセミナー/議会

オーガニック業界最大の国際フォーラムを提供する BIOFACHとVIVANESS。今年は、有機食品や自然化粧品市場に関連する110以上のイベントが催行され、およそ7000が参加した。テーマは、持続可能な農業と食料生産から、国際有機業界のトレンド、ナチュラル化粧品の流通チャネルまでを網羅。今年のBIOFACHの展示会とフォーラムの焦点は、「オーガニック3.0 – オーガニックを超えて行動する」で、VIVANESSの 最も人気のあったテーマは「ナチュラル化粧品:データ - 事実 – 市場」と「 リュクスとナチュラルの間:顧客を動かすもの」。
 

多様性を増して10周年記念を迎えたVIVANESS

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10周年記念とあって、趣向が凝らされていたVIVANESS。新しいアクションステージ「VIVANESSオン・ステージ」は驚きと大きな関心をもって迎えられた。このプログラムは出展者と業界関係者による合計54の実用的で面白く、有益なプレゼンテーションで構成。展示会場とプレゼンテーション会場が近接していたことも歓迎された。もうひとつ注目されたのは、10の出展者が自社製品を発表したドイツの若い革新的な企業のためのイノベーションスタンド。

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VIVANESS on stage

VIVANESSが今後、NATRUEとCOSMOSの後援を得て協力を深めていくという発表は肯定的に受け止められた。この体制により、将来的に、ナチュラル化粧品の世界的な認知度を高め、ナチュラル・パーソナルケア業界のための国際的な出会いの場としてVIVANESSを確立することが期待される。

会場調査によると、VIVANESSのすべての出展企業の89%が今年のイベントの全体的な成功を評価。93%がスタンドを訪れた来場者の質に満足し、ターゲットグループに到達できたとし、91%が新たなビジネス関係を開始することができたと答えた。出展者の86%はこれからも機会があればVIVANESSに出展したいと回答。一方、来場者も同様に全体的に肯定的評価で、99%は広範な展示製品に満足し、94%は今回の訪問はおおむね満足と答えた。

2017年のBIOFACHとVIVANESSは2月15~18日に開催される。
 
*出展者数、来場者数展示面積はの数値はFKM(見本市・展示会データ自主監査協会)が規定に準じて認定している。
 

BIOFACH 2016クロージングリポートより
訳と編集:中村 実代