「ウッドデザイン賞」は、消費者目線での木の良さや価値を有する製品や建築・空間、活動、ビジネスモデル等のグッド・プラクティスを広く募集し、国内外 に発信するための顕彰制度です。
日本は世界第2位の森林国であり、国土の全面積の約7割が森林で、その森林の約4割は、戦後を中心に植栽されたスギやヒノキ等の人工林で占められています。そのため、間伐などの手入れや、伐採して使用するべき森林資源が増え続けており、日本の森林サイクルは「育てる」から「使う」時代に差し掛 かっています。
こうした現状を受け、「ウッドデザイン賞」は、”木のある豊かな暮らし”の普及、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的に、デザイン性が優れた製品・取組等を表彰します。
過去2回の実施で応募総数は1270点超、そのなかから648点の受賞作品が誕生。受賞者には、過去、ロフト東 京ソラマチ店、日本橋三越をはじめとする商業施設でのイベント・展示や、地域・団体と協同した普及活動など、様々な広報・PRの場を提供するとともに、生産から消費に関わる人とのマッチングを進めていっています。
第3回となる「ウッドデザイン賞2017」は6月20日より募集を開始。審査委員長にプロジェクトデザイナーの赤池 学氏、分野長に建築家の隈 研吾氏、プロダクトデザイナーの益田 文和氏、慶應義塾大学大学院教授の伊香賀 俊治氏ら各分野の第一線で活躍中の方々が審査を担当します。
■主催 : ウッドデザイン賞運営事務局
((特)活木活木森ネットワーク、(公社)国土緑化推進機構(株)ユニバーサルデザイン総合研究所)
林野庁補助事業
■募集期間 : 2017年6月20日(火)~7月28日(金) 審査料:無料 ※期間延長なし
■表彰部門
(1)ライフスタイルデザイン部門 ~木を使って暮らしの質を高めているもの~
(2)ハートフルデザイン部門 ~木を使って人の心と身体を健やかにしているもの~
(3)ソーシャルデザイン部門 ~木を使って地域や社会を活性化しているもの~
■応募分野・サブカテゴリ
①建築・空間・建材・部材分野・・・店舗、商業施設、オフィス、住宅、構造材、床・壁・内外装材など
②木製品分野・・・家具、雑貨・日用品、キッチン・食器、寝具、遊具など
③コミュニケーション分野・・・ワークショップ、プロモーション、人材育成、ビジネスモデルなど
④技術・研究分野・・・技術、調査研究、実験住宅、試作品など
■応募資格
森林・林業・木材産業関係者、建築・住宅・家具・インテリア産業関係者、設計士・デザイナー・クリエイター、施設・店舗のオーナー、 小売・流通事業者、メディアなど、木づかいを推進するすべての方が対象。
■応募方法 応募は「ウッドデザイン賞」ウェブサイト内の専用ページでの登録のみ。紙での応募は受付けません。
■募集要項等の詳細については、「ウッドデザイン賞」ウェブサイトにて随時、発表していきます。
授賞式・シンポジウム 「ウッドデザイン賞2015」「ウッ ドデザイン賞2016」の授賞式は、 ともに、日本最大級の環境展示会 「エコプロダクツ」(東京ビッグサ イト)のイベントステージにて開催 されました。また、会場内には特設 ブースも設置され、受賞作品全店の パネル展示と木製品の一部が実物展 示されました。
■各種百貨店・展示会での広報活動 各種イベント、展示会、勉強会等でウッドデザイン賞の趣旨や受賞作品の紹介も実施。また、流通小売事業者との連携として展示や物販も実施し ています。今後も、各地域や団体と協働してウッドデザイン賞の普及啓発に努めていく予定です。
連絡先
ウッドデザイン賞運営事務局
102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4砂防会館別館5階
(公社)国土緑化推進機構内(担当:政策企画部)
info2017@wooddesign.jp