昨年11月に開催されたオーガニックライフスタイルEXPOでは、従来の商品ラインとは全く違ったナプキンブランド《sisiFILLE/シシフィーユ》を紹介し、その進化をアピールした株式会社パノコトレーディング。

同社の主要サプライヤーであるスイスREMEI社のCEO Helmut Halker氏(写真下)ならびにbioRe INDIAのCEO Vivek Rawal氏を招聘し、日本オーガニックコットン流通機構が後援したOrganic Cotton Seminar 2017「オーガニックコットンビジネスの背景と未来」が2017年3月24日(金)に催行された。

 


 

bioRe(ビオリ)プロジェクトとは

今回来日されたREMEI社が中心となり、1991年からインド、1994年からタンザニアで始められた大規模で先進的なオーガニックコットンのソーシャルプロジェクト。現在、インドで3,233人、タンザニアで1,644人の契約農家を抱えている。

同プロジェクトの特徴は、オーガニックコットンを買い取るだけではなく、そこで暮らす人々が自立していくための様々な仕組みを構築していること。

オーガニックコットンの栽培から最終製品に至るまでのすべての工程において、環境に負荷を与えず、社会的に公正なモノづくりを行い、各工程は、独立した第三者認証機関による厳しい検査を受け認証されている。

bioRe製品の原則は次の通り

① 有機農法/Organic : 農薬や化学肥料を使用しない有機農法と輪作により、健全な土壌が保たれる
② 公正/Fairness : 綿農家やテキスタイル工場で働く人たちのために、適切な労働環境を提供する
③ 環境/Ecology : 自然環境に配慮し、有害な化学物質は使用しない
④ 透明性/Transparency : すべての製造工程で厳重なトレーサビリティーの管理を行う
⑤ 革新/Innovation : CO2の削減やオフセットなど、長期的視野をもって環境に配慮した資源の活用を目指す

2001年よりbioReのオーガニックコットンを日本に紹介してきたパノコトレーディングは、社会貢献活動の一環として、2007年度より「bioRe(ビオリ)プロジェクト」に参加している。
 
 

最初にREMEI社について、さらにオーガニックコットンを取り巻く世界的な潮流や課題、最後に、国連が掲げる「持続可能な17の開発目標(SDGs)」とbioReの取組みについて、REMEI社のCEO Helmut Halker氏の講演はこちら

インドにおけるbioReプロジェクトの担い手bioRe INDIAとbioRe Associationという二つの組織の紹介とbioReプロジェクトの現地における具体的な活動について、bioRe INDIA Ltd.のCEO Vivek Rawal氏の講演はこちら
 
 
 
企業情報
株式会社パノコトレーディング