2014年7月19日

 最近ではオーガニック原料も積極的に使用されてきている機能性食品や健康補助食品だが、どう体によいかを具体的に表現する「機能性表示」を解禁する新制度の概要が18日、消費者庁の検討会で最終報告書案が示され、大筋了承された。

表示内容を国が許可する特定保健用食品(トクホ)とは異なり、食品を製造する企業の責任で表示できるようになる。消費者庁は、トクホ、栄養機能食品の現行2制度に続く三つ目の表示制度となるこの新制度の来春の導入を目指す。

新制度では、企業はどのような表示をするかを科学的根拠を明らかにした上で国に届け出る。消費者庁は科学的根拠の基準を定め、販売後の監視を徹底するとしている。消費者に分かりやすい表示にすることが今回の制度新設の眼目といわれているが、現在でも思わせぶりな表現で宣伝する「健康食品」があふれているので、消費者は、売り文句に惑わされず、本当に必要で中身のある食べ物を選び取る力がますます求められる。

さらに詳しくは朝日Digital

通販新聞でも詳しく紹介されています:健康食品を含む新たな機能性表示制度、厚労省「部位」表示容認へ