2014年7月22日

先日、当ニュースキュレーションでも東京新聞の「食品ロスを防げ! 年間800万トンのもったいない!!」というタイトルでご紹介しましたが、首記ニュースレターがジャパン・フォー・サスティナビリティから参りましたのご、関連記事としてご紹介します。地域単位でエコを実践できる格好のビジネスモデルです:

NPOグリーンコンシューマー高松の代表である勝浦敬子さんが呼びかけ、「もったいない」を合言葉に、NPOや企業、行政、ボランティアなどが関わる「うどんまるごと循環コンソーシアム」が2012年1月に結成。これが、産学民官の協働プロジェクト「うどんまるごと循環プロジェクト」の立ち上げとなった。

このプロジェクト設立までに、大きく2つの流れがあった。1つは2009年から、高松市の産業機械メーカー「ちよだ製作所」が、産業技術総合研究所四国センターや香川県産業技術センター食品研究所と共同で、冷凍うどん工場から出る残渣の活用を検討し、研究を進めてきたこと。2011年に は、廃棄うどんからバイオエタノールを製造するプラントを開発し、その後改良を重ね、2012年に、NEDOの補助を得て現プラントが完成した。プラントは、バイオエタノール発酵装置、蒸留塔およびメタン発酵槽、メタンガス発電設備等を組み合わせたもので、1,500kgの廃棄うどんから、200 リットルのバイオエタノールが生成できる。

もう1つの流れは、環境団体「NPOグリーンコンシューマー高松」が、従前からうどん店や飲食店から出る割りばしのリサイクルをしており、その割りばしを和紙やパーティクルボードに再生するという活動をしていたこと。この2つの流れに、他のNPOや高松市、大学教授、ボランティア等の方々が集まり、うどんまるごと循環コンソーシアムが結成されたのである。

さらに詳しくはジャパン・フォー・サスティナビリティへ。