2014/10/6

イオンは6日、プライベートブランド(PB商品)の「トップバリュ」で有機食品を中心とした商品を現状の2倍の120品目にすると発表した。従来は農産物が中心だったが、包装を一新してオリーブオイルや蜂蜜などの加工品も販売する。欧米などからの調達を増やして健康や安全性に関心の高い消費者ニーズを開拓する。2015年度に200億円の売上高を目指す。

7日から販売する「グリーンアイ」シリーズで、農薬や化学肥料を抑えたオーガニック食品のシリーズ品として、イオンやダイエー、ミニストップなどグループの計4千店で販売する。スペイン産の有機オリーブの実を使った「エクストラバージンオリーブオイル」(227グラム、537円)、米国でオーガニック食品としての認証を得た「はちみつ」(340グラム、797円)など新たに58品を投入し、国産や中国産だった調達先を米国や欧州にまで広げた。今年から米国産やEU産の有機食品に有機JASマークを付けやすくなった背景がある。

イオンは今後も有機食品を増やし売上げを2013年度の56億円から15年度は200億円を目指すという。

有機食品の国内市場規模は1300億円程度とされ、3兆円規模の米国、1兆円規模のドイツなど欧米に比べて小さい。健康志向の高まりなどでニーズは大きいとみて独自商品を増やしていく。

日経新聞と東京新聞よりまとめました

 

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