5月24日(水)に開催された「第2回オーガニックライフスタイルEXPO」の記者発表/出展者説明会で発表された同展示会のメインテーマとサブテーマについて以下、内容を補足する。
オーガニック3.0/IFOAM(国際有機農業運動連盟)
1970年代、有機農業の先駆者たちが動き始めた「オーガニック1.0」から1990年以降、グローバルな規格・基準、認証制度の普及による有機市場の規模拡大を目指した「オーガニック2.0」を経て、「オーガニック3.0」は次の時代を見据えて、「2.0」で取りこぼしてきたものは何かを掬い上げ、オーガニック認証を取得した一定規模以上の農家だけでなく、中山間地の小規模農家、消費者に直接つながる提携やローカルを足場にする家族経営農家、さらには有機農業の枠を超えて貧困や飢餓、天然資源の枯渇、地球温暖化や生物多様性の保全といった環境・持続可能性までを、オーガニックに携わる者共通の目標とするもの。
これはサブテーマのSDGsにつながる。
SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)/国連
2030年に向け、持続可能な社会を実現するための開発目標で、世界中で取り組みが始まっている。「誰も置き去りにしない」と宣言された「2030アジェンダ」には、地球規模の優先課題として下記の17目標が挙げられている:
1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等の実現
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤を作ろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられる街づくり
12 作る責任、使う責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさもまもろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう
各目標に関し、さらに詳しくは国際連合広報センターページへ。