2013年、和食がユネスコ無形文化遺産への登録を果たし、世界中に和食の素晴らしさや価値が認知されつつある中、これを機に、和食を構成するキラーコンテンツの象徴たる味噌・醤油等和食食材の輸出拡大への期待が高まっています。また、伝統やホンモノを追求する日本の有機食品について、輸出への関心を高め、海外の消費者にその価値を伝え届けるための努力が求められています。

これらの課題に応えるべく、オーガニックライフスタイルEXPO(OLE)2017では、EU(欧州連合)における有機食品のサプライチェーンを実地に調査された鹿児島大学農学部 李 哉泫(イ ジェヒョン)准教授と、長年に渡り、日本の有機食品の欧米諸国への輸出に大きな実績を残してきたエキスパートをお招きし、有機食品の輸出機会を探っている日本の生産者・メーカーにEU諸国への輸出に必要で有益な情報を提供します。
 

まず、最初に、日本の有機食品の輸出実態を品目別の輸出量について確認した後に、EU諸国に限定して、オーガニック専門店の日本製有機食品売り場にみる実態と特徴を整理します。

その店舗から特定した日本の有機食品の販売元から食品の加工、原料生産段階へと遡り、有機食品の輸出プロセスを辿っていくことにより、有機食品の価値や信頼の保証をめぐる欧州向け有機食品のサプライチェーン構築の実態、各々のチェーンアクターが有する役割・機能、取引をめぐるアクター間の関係などを捉えていきます。

なお、欧州向け有機食品のサプライチェーンにおいて、最も重要な輸出機能を果たしている、株式会社ミトクの吉田代表取締役社長と株式会社むそう商事の岡田代表取締役社長より、国内の有機食品加工事業者が欧米諸国への輸出に際して考慮すべき留意点とともに、輸出に特化したサプライチェーンの特長について、経験と実績に基づいた具体的な説明やアドバイスを頂きます。
 
 
セミナー概要

日時:7月28日 15:30-16-45
場所:東京国際フォーラム ホールE セミナー室

【OLE 2017ビジネスセミナー】EU輸出を目指す人が知っておくべき有機食品のサプライチェーンの特長

登壇者


鹿児島大学農学部・准教授
李 哉泫(イ ジェヒョン)
研究論文に、「小売主導により進むイタリアの有機農産物マーケットの特長」『農業市場研究』22-2、2013や「オーガニックマーケットの実態と有機農産物」『農業経営の現代的眺望』(第2章)日本経済評論社、pp.31-45がある。
 
 

株式会社ミトク 代表取締役社長
吉田豊文(よしだとよふみ)
昭和43年以降、日本の伝統的食品である醤油、味噌、茶、酒、酢、梅干等200品目を輸出
 
 


株式会社むそう商事 代表取締役社長
岡田征剛(おかだせいごう)
昭和51年ムソー株式会社貿易部設立以降、自然食品・オーガニック食品を中心とした日本食材を輸出
 
 
受講料:2000円

セミナーのより詳しい主要項目はこちらからご覧いただけます。

お申込みはこちらから:http://food-trust.jp/2017expo/0729s_c/0729s_c.html
※当セミナーへのご入場は7月29日・30日東京国際フォーラムにて開催される、「オーガニックライフスタイルEXPO」への入場証が必要となります。
入場招待券をお持ちでない方は、事前登録を公式ホームページより行っておりますので、事前登録をお願い致します。
https://ofj.or.jp/access.html