当サイトでもすでにご紹介いたしましたが、主にヨーロッパ有機認証取得の有機種子を輸入・販売している株式会社グリーンフィールドプロジェクト(熊本県天草市 代表:松崎 英)は、国産固定種の有機種子を将来の子供たちに残し伝えることを目的として、2017年6月に「SAVE THE SEED(セーブ・ザ・シード)プロジェクト」を立ち上げました。


 

SAVE THE SEEDプロジェクト発足の背景

1980年には1214種あった日本の伝統野菜が、2002年には556種まで減少 したといわれています※。種は貴重な遺伝資源ですが、大量生産や耐病性に優れる品種が改良されるなかにあって、地方に残る在来種等は、採種生産者が亡くなるとともに種もなくなっている現状があります。

シードバンクなども良い活動だとは思いますが、生産者が直接アクセスできる機会は少なく、企業用になりがちなので、地方地方の生産現場で種が実際にとられる環境づくりが大切かと考え、SAVE THE SEEDプロジェクトをスタートさせました。

※野菜試験場育種部(1980年)「野菜の地方品種」農林水産省野菜試験場育種部 芦沢 正和 (監修), タキイ種苗株式会社出版部 (編集) (2002年)「都道府県別地方野菜大全」農山漁村文化協会
 

新商品、大豆(フクユタカ)」と「黒大豆(黒千石)」

この年4月に主要作物種子法が廃止されたことを受け、すでに販売しています「小松菜」「和綿(大島在来)」「越谷一本太ねぎ」「三善大根」の4種に加え、熊本県で有機栽培(有機JAS適合)された主要作物の「大豆(フクユタカ)」と「黒大豆(黒千石)」2種の販売を4月1日よりスタートしました。これで、グリーンフィールドプロジェクトが扱う国産固定種の種は全6種となります。

 

【有機栽培の種】枝豆 / 大豆(フクユタカ)


学名:Glycine max マメ科 / 一年草
内容量:100粒
販売価格:314円(税別)

● 商品特性
暖地で栽培しやすい(関東圏まで栽培可)、大粒で黄豆の晩性品種で倒伏しにくく多収品種です。甘みやコクに優れます。センチュウ発生圃場での栽培は避けてください。

● 育て方  播種適期:6~7月
直播かセルトレー・ポットで育てます。株間15~20 cmで育てます。収穫時期は11~12月です。枝豆であれば10月中が収穫目安です

● 楽しみ方
大豆を黄な粉やお茶、納豆等にしておいしくいただけます。枝豆としても収穫できます。

 

【有機栽培の種】枝豆/黒大豆/黒豆
(黒千石大豆)


学名:Glycine max マメ科 / 一年草
内容量:130粒
販売価格:314円(税別)

● 商品特性
1970年頃に絶滅しかかったため、幻の大豆とも言われる。東北で復活を果たした北海道の在来種。気球形で、1粒8mm程度の小粒。黄な粉やお茶に最適。

● 育て方  播種適期:6~7月
直播かセルトレー・ポットで育てます。株間15~20 cmで育てます。収穫時期は11~12月です。枝豆であれば10月中が収穫目安です

● 楽しみ方
豆腐に最適、納豆や味噌にも使えます。枝豆としても収穫できます。

※ 小袋種子の希望小売価格は6品種全て ¥314(税別)

 

プロジェクトの流れ

当プロジェクトでは、農業生産者から種を買い取り、当社の販路へ流通させることで、農業生産者の栽培作物の選択肢として種子があることを認識してもらい、採種を選択する生産者が増えることで国産の種を守り繋いでいくことを企図しています。

固定種といえるレベルの種をとることは技術的に難しく、とれる人は少ないのですが、現在、3名の採種者から国産の種を買い取っており、産地圃場は千葉・茨城・埼玉・熊本4県にまたがっています。

生産者と話す機会があるたびに、採種しているか? 今後も長期に採種していくつもりがあるか? 何年くらい採種している実績があるか? さらに、形質の安定状況、交雑の現状等を照会し、種の販売ができるレベルにある人には、圃場に出向いて話を聞いています。

採種実績、有機栽培できているかの確認、今後の予定、採種の純度確認等、《GFPサステイナビリティ基準》をクリアできれば、《GFPサステイナビリティ基準の誓約書》を記入してもらい、販売へとなります。買い取り価格については、生産者の売りたい価格を基本とし、その価格で当社が販売できるか計算し、販売見込などを話しながら価格を決めます。

GFPサステイナビリテイ基準

1.栽培期間中に化学肥料・化学農薬を使用していない。ただし、JAS適合資材の肥料・農薬はその限りでない。JAS適合資材を使用した場合、使用履歴を《GFPサステイナビリティ基準の誓約書》に記載する。
2.採種後に種子を消毒していない、または、温水・熱風等の天然由来による方法で種子を消毒している。種子消毒した場合、消毒方法を《GFPサステイナビリティ基準の誓約書》に記載する。
3.遺伝子組換の種子を使用して採種していない。
4.採種者または代理責任者が《GFPサステイナビリティ基準の誓約書》に署名している。
5.GFP担当者により、試験栽培・発芽試験を実施し、取扱品種が種苗法の指定種苗に該当する場合、原則として基準発芽率を超えたものに限り取り扱う。

 

 

参考:2017年6月当サイト内記事

 

本件に関するお問合せ

株式会社グリーンフィールドプロジェクト
企業情報

関東本社:〒243-0813 神奈川県厚木市妻田東 3-10-13
TEL:046-204-7907 FAX:050-3737-9205 担当:松﨑
E-mail:matsuzaki@gfp-japan.com