ソイラテをはじめ、大豆パテバーガーや豆乳タルトと、じわじわ植物性食品が増える中、全国各地でベジタリアン・フードのイベントが盛況です。その最新情報を得て、味わうべく、この10月に開催された「ビーガングルメ祭り」と「東京ベジフードフェスタ」に行ってみました。まず、東京・江東区の木場公園で10月1日(日)に開催された日本最高レベルのクオリティを自負するベジタリアンフードフェスティバル《秋の東京ビーガングルメ祭り》をご紹介しましょう。
ビーガンとは、肉、魚類、乳・卵など動物性食物を摂取しない食スタイルです。動物福祉や地球環境への関心から、ビーガン的なライフスタイルが広がりつつあります。ビーガングルメ祭りは「ベジタリアンライフを楽しめる環境を創る」ことを目的に、東京、名古屋などで開催されています。
東京の秋のイベントは、10月1日日曜日のみの開催でしたが、60近いブースが並び大盛況。欧米系らしき外国人(来場者の1~2割)も目立ちました。お米のソフトクリーム、マクロビ弁当、ベジタコライス、蒟蒻たこ焼きなど、ベジタリアンでなくても楽しめるメニュー満載。
60近いブースがひしめく会場。寝そべる子どもがかわいい!
大人気の玄米ソフトスタンド
ビーガンチーズやシーフードが大人気
ビーガンチーズやシーフードは特に人気が高いので、午前中の訪問がお勧めです。「英国産ビーガンチーズSheese」は、ココナッツ製チーズが売りで、チーズバーガーには50人近い長い列。タピオカ製イクラやナタデココ製イカの野菜寿司(「はくい自然栽培みらい」)、高きびジャージャー麺(いすみ市「ブラウンズフィールド」)など、午後2時過ぎには売切続出。
野菜寿司「はくい自然栽培みらい」 完売!
とても野菜とは思えない!!
すべての食品の使用原材料を表示
フェスの特徴の一つが、「すべての使用原材料を表示する」という方針。ソースの原料まで細かく書いてあります。ベジタリアン食品専門卸「かるなぁ」のビーガンシーフード食品の表示を見ると、なるほど、蒲焼風は大豆、山芋、湯葉で作るんですね。マヨネーズは、菜種油、豆乳、リンゴ酢などを組み合わせ工夫されていることがわかります。ビーガンフードは、既存の食物の風味、食感、色合いを新しい素材でデザインする、クリエイティブで楽しい食べ物なのです。
卸の「かるなぁ」のビーガンシーフード原材料表示
次回、2018年の春は4月22日(日)開催されます。
《関連キーワード》
ビーガングルメ祭り, ベジタリアンフードフェスティバル