2018年9月22日(土)23日(日・祝)に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された第3回《オーガニックライフスタイルEXPO》(以下、OLE)は、さらに広範な分野から多くの出展者とオーガニックに関心の高い、幅広い年齢層の熱意ある来場者が訪れ、オーガニックの広がりが実感できるイベントとなりました。
◆開催規模
233 社・団体・生産者
250 小間◆公式来場者数
9月22日(土) 12.544人 雨/曇り
9月23日(日) 11.998人 曇/晴れ
合計 24.542人
会場では、就農者の溢れんばかりの生鮮野菜や伝統の加工食品など、さまざまな国産品に加えて、食品、飲料、天然化粧品などの輸入製品も多数出展されました。OLEは今や、ナチュラルおよび有機製品の日本をリードする見本市になっています。
【日本中から集まった40を超える生産者・グループのマルシェでは来場者との間で活発なコミュニケーションが!】
このところのオーガニックの高まりに対応して、日本最大の食品展示会FOODEXでもオーガニック食品の出展は増えています。でも、OLEは、その名称が示すように、単に食品だけに留まりません。オーガニック・ナチュラル、ボディケア、洗剤、繊維製品、木製品、住宅など、日常生活に必要な幅広い分野から、環境を考え、健康に良い、心地よい製品とサービスを紹介する展示会なのです。
【今年も熱心なオーガニック・ナチュラルコスメ・ファンが詰めかけたエシカルコスメゾーン】
【オーガニックコットンのコーナーには思わず触れてみたくなる心地よいものばかり!】
【シードエクスチェンジ・種の交換会のトークの舞台、無添加住宅で使用される建材で作られたキッチンガーデン】
さらに、OLEでは多彩で深い内容のセミナー、シンポジウム、ワークショップが催行されました。世界のオーガニックマーケットの動向は、今年はアジアにフォーカス。また、アメリカのMichael Bronner氏も加わったオーガニック認証の先にあるものとして世界的な動きとなりそうな環境再生型農業についてのセミナーも関心を集めました。
画期的だったのは、登壇者が「オーガニック革命」だと意気込んだ、慣行野菜と有機野菜をデータで比較し、有機野菜の価値を「見える化」した初めてのシンポジウム。さらに、OLEが継続して取り組んでいる動物福祉(アニマルウェルフェア)畜産にも数多くの専門家や実践者が登壇。今年はこの分野の出展者が増えたこともあり、消費者の関心も高まりました。
【こんなにたくさんのアニマルウェルフェア食肉を目の当たりにできるのはOLEのアニマルウェルフェアゾーンだけ!】
【有機農産物の栄養価コンテストを長年実施し、有機農産物の価値を数字で訴える日本有機農業普及協会】
2016年から今年で3回目となり、東京国際フォーラムの《オーガニックライフスタイルEXPO》が定着したところではありますが、オリンピックを控えた展示会場の問題があり、次回のOLEは新宿NSビルに会場が移ります。
また、今年の初日はビジネスの来場者が多かったことから、開催日に平日も組み入れ、OLEが目指すBtoBtoC展示会をさらに充実させるために、2019年は8月2日(金)、3日(土)での開催となります。
2016年からの展開
お問い合わせは:
一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン
オーガニックライフスタイルEXPO事務局
Tel:03-3523-0028
mail:info@ofj.or.jp
《オーガニックライフスタイルEXPO》 公式サイト:https://ofj.or.jp/ja/
参考:有機的でつくり手の顔が見えるモノが満載。「オーガニックライフスタイルEXPO2018」レポート