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インターナショナル

朝食後のオーガニック談義 その1 -ビオ=オーガニックについてドイツ人の一般消費者に聞く 

2016年のドイツ・ビオファ参加後、ビオファを創設した商品テストの専門誌エコテストの懸賞に当選して、ドイツの旅行会社が企画したトルコ・ギリシアを巡るツアーに参加しました。ツアー期間中は時間的に厳しかったのですが、最後の1週間、一つホテルにゆっくり滞在できる機会を捉えて、ドイツ人参加者に、オーガニックについての考えや行動について聴いてみました。

 

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市場調査という形ではないものの、主な質問として下記は抑えておきながら、朝食後のゆったりした雰囲気を壊さず、話を聞いていくことにしました。

 

・オーガニック(ドイツ語で『ビオ』)マークは知っていますか

・ビオ食品は買うことはありますか?どんな頻度で買いますか

・どんな食品をビオで買いますか

・食品を選ぶ際、何を大切にしていますか

 

私以外、ドイツから参加された方は13名。このうち、高齢男性であまり親しくなれず、お話を聞けなかった方が2名、ビオにはまったく関心がないとインタビューをお断りされた方が3名でした。ビオ購入にはまったく関心はないが意見はあるとお話してくださった方が2名、話をして下さった方が6名でした。

 

年配の方が多かったので、、消費者意識のごく一部に触れたという感じではあります。でも、面白い意見も多々ありましたので、ご紹介していきます。

 

ビオファの町ニュルンベルクから参加した主婦の話

 

まず最初にお聞きしたのは、昔、鉄道員だったご主人と2人で年金生活をされているというクララ・ホフマンさん(67歳)。奇しくも、ビオファの開催地ニュルンベルクから来た方で、旧市街を囲む城壁の外、Gostenhof(地下鉄U1)に住んでいらっしゃいます。

 

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開口一番、「私はビオで育ったのよ。私くらいの年齢はほとんどそうだと思うわ」とまくし立てられた。ビオを特別なことのように言うけど、彼女にとっては普通のことという。ビオマークは知っているけど、買い物の際には別に気にはしない。日常食べる葉物野菜やハーブは庭で作っているし、量が必要なものは、今でも、昔から親交のある農家から直接購入しているそう。

 

すべての食品が昔と比べて質が落ちたように感じる。ビオの牛乳といったって、昔の牛乳のおいしさはないでしょう。昔、農家から絞りたてを手に入れたころは、生クリームやバターも手作りできたものよ、とか。

 

ニュルンベルクの「クノープラウホランド」は、有機農業をやっていることで有名だけど、あそこは空港に近くて、四六時中飛行機からは化学物質の埃やそれに汚染された雨が落ちてくる。そんなところで作る野菜がビオって言える?

 

だから、ビオマークより、信頼している地元の農家や、たまたま隣が自然食品店なので、加工食品はそこから買うようにしている。お肉も、知り合いと共同で豚の半頭買いをすることもあるとか。クララさんにとっては、地産と信頼感が重要だということでした。

 

 

執筆:中村 実代

 

 

 

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