ワンランク上のオーガニックコスメを目指して。東急プラザ銀座5Fに「Be オーガニック」登場

コロナの不安や恐怖が続いていますが、同時に新しい時代と新しい価値観が近づいているのを感じています。新しい時代、新しい価値観とは、何かを人に言われて選ぶのではなく、自ら選び取っていく生き方ではないかと思います。

そんな生き方を垣間見せてくれるような場所、「Be オーガニック」が715日東急プラザ銀座5Fにオープンしました。20203月に刊行された単行本「ジャパン・オーガニックコスメ」に掲載されている、「JOCA推奨品マーク」を取得したコスメのラインナップ。ショップの運営者は「株式会社 販売」の稲垣大輔(いながき だいすけ)氏。単行本のコンセプトに共感して、日本オーガニックコスメ協会の協力を得て、店の中に「JOCA推奨品マーク」コーナーを設けました。

本を編集制作した「日本オーガニックコスメ協会」代表の水上洋子(みなかみ ようこ)さんへお話を伺いました。

 

日本オーガニックコスメ協会による「JOCA推奨品マーク」

オーガニックコスメから総合的なライフスタイルを提案

 

JOCA日本オーガニックコスメ協会代表の水上洋子氏。「人と地球にやさしいオーガニックライフ」を広げることを目的に1992年に立ち上げられた、NGOアイシスガイアネットの中心メンバー。本当に良いものをつくっている生産者さんや地球環境問題を伝えるオーガニックライフ誌「アイシスラテール」の編集に携わる。日本国内、アジアやヨーロッパのオーガニック事情や環境問題を多く取材する。発行元として(株)アイシスをスタート。読者からの要望を受け、通販カタログ「オーガニック生活便」も創刊。

Be オーガニック」のコンセプトは、「自分に合ったオーガニックコスメを体験できる場所」。オーガニックコスメという言葉が初めて使われたのは、2001年発行のアイシスの単行本「オーガニックコスメ」です。その後、長きにわたりオーガニックコスメの普及に尽力されてきました。

Be オーガニック」の特徴や他のショップとの違いは何でしょうか。

「従来から東京では、ナチュラルやオーガニックコスメをテーマにしたショップが人気がありましたが、こうしたショップでは固定ファンやリピーターが多いのが特色です。しかし、ナチュラルやオーガニックコスメをうたうショップであっても、合成成分が入り混じったコスメも多く並んでいることが実情で、完全に天然成分100%のオーガニックコスメが揃っているわけではありません。

そこで『Be オーガニック』では、『日本オーガニックコスメ協会』が出版した単行本『ジャパン・オーガニックコスメ』に掲載されたJOCA推奨品コスメをすべて揃えたコーナーをつくることにしました。その結果、ショップには31メーカー、約150点の完全・天然成分の国産オーガニックコスメが並んでいます。つまり「Beオーガニック」では、約90%が完全・天然成分の国産・オーガニックコスメを取り扱っています。それほど多くの数の、完全・天然成分のオーガニックコスメがひとつの店に揃うのは、日本初のことです」

たくさんの本物のオーガニックコスメが並んでいます

「『Withコロナ』の時代、国産の製品に目が向けられていることもあり、『Beオーガニック』のコンセプトは、まさに時代に沿っています。基本的には、オーガニックコスメショップですが、オーガニックコスメだけではなく、総合的にオーガニックを普及できる場にしたいということで、『Be オーガニック』の名前になりました。 来ていただいたお客さまに再生可能エネルギー、温暖化問題も提案できるような店を目指しています。

オーガニックコスメと環境は、あまり関係がないと思っている方も多いようです。しかし、オーガニックコスメを使うことは、温暖化防止や環境保全ともつながっています。そもそも化石燃料、とくに石油の大量使用が、現代の深刻な温暖化を生み出した大きな要因となっています」

環境、エネルギーなどいろいろなことを学べる空間です

Be オーガニック」は、私たちの生活を見直す場にもなりそうです。

「そうですね。『Be オーガニック』店の中央には、環境問題の著書で知られる竹村真一教授がプロデュースしたデジタル地球儀がおいてあります。この地球儀には、世界の再生可能エネルギーの使用量などが登録されており、国別に見ることができます。リアルタイムの気象情報や地震・津波、渡り鳥やクジラなどの地球移動、人口爆発や地球温暖化など、生きた地球の姿が映し出されています。

そのような地球儀をショップに置くことで、オーガニックコスメを使う女性が、いっぽうで地球環境や持続可能な社会などにも関心を抱いていることを伝えていきたいと考えています。それによって、21世紀にふさわしい新たな女性像を提起しています」

美しいデジタル地球儀

最後に、さらにオーガニックコスメを広めていく際の課題について、お話いただきました。

「これまでオーガニックコスメと言っても、合成成分が入り混じった、曖昧なオーガニックコスメがあまりに多いことが課題でした。お金をかけた企業広告やSNS発信などで、結果的には、曖昧なオーガニックコスメが多く購入されています

今後、オーガニックコスメを広める際の課題を具体的に言うと、企業広告に踊らされない賢い消費者が増えることです。いっぽうでオーガニックコスメ認証基準について、その基準が本当に正しいのかどうかが、わかる人が増えることも重要です。

そのためには、化粧品成分がわかる消費者が増えることが求められます。つまり地道に一人ひとりの意識を高めていくことが必要であり、そのことを実現していくために、日本オーガニックコスメ協会では、オーガニックコスメ講座を開催しています」

オーガニックコスメを深く知ることができる

Be オーガニック」は、オーガニックコスメという商品だけでなく、人体や環境に与える影響などたくさんの情報にあふれた新感覚のオーガニックコスメショップ。人の意見に惑わされることなく、自分に合ったオーガニックコスメを、自分で選ぶことが可能になりそうです。

 

企業情報(日本オーガニックコスメ協会)

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奥田 景子

執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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