【 五十嵐和恵の季節に合わせた暮らし方 Vol.13 】2021.8.7~11.6 秋の養生

8月7日は立秋とはいえ、まだまだきびしい暑さ。本格的な秋が待ち遠しいです。秋と言えば乾燥した空に美しく輝く月が印象的。今回は女性の美容と健康にも関係深い月をテーマにお届けいたします。


9月9日は五節句の「重陽の節句」(菊の節句)

日本人と月

昔から月を大切に暮らしてきた日本人。旧暦は、新月を1日とし、満月が15日ころでした。現代まで続く月を愛でる風習。脳・肺・胃・腸・腎など、体を表す漢字には「月」が。昔の人は人間の体と月の波動が共鳴していることを感覚的にわかっていたのでしょう。

女性と月

月は約29.5日で地球の周りを一周。新月→上弦(右半分)→満月→下弦(左半分)と変化して見えます。月の満ち欠けの周期は、約28日の月経周期や肌のターンオーバーの周期とほぼ同じ。月経と肌にも「月」がついています。満月のころに生理があるのが本来のリズム。出産も満月の日に多いと言われています。女性は月と関係が深いのです。

 

月のリズムで暮らす

月のカレンダーを眺めながら空を見上げ、月を見ることも日々の楽しみです。新月に向けては排出力が増すので、ダイエットやデトックスを。満月に向けては吸収力が増すので、取り込むケアを。月のリズムに合わせたオーガニックハーブティーも飲んでいます。月のリズムを意識するようになり、月経も新月や満月ころにはじまるように。美容と健康にも役立てています。

ゾネントア社の「月のお茶(アソート)」

いま更年期の私。数年後、自分の「月」を卒業するときが来ても、月のリズムを意識していると、いくつになっても女性であることを大切にでき、センシャルな女性を目指せる気がしています。

今年は十五夜(中秋の名月)が9月21日、十三夜が10月18日です。美しいお月さまと出会えますように。

※秋におすすめの過ごし方と食べ方については「五十嵐和恵の季節に合わせた暮らし方Vol.3 と Vol.8」を併せてお読みください。

 

五十嵐和恵
ポジティブ・エイジング アドバイザー、健康管理士一般指導員、食育インストラクター。福岡市出身。時間とともになんとなく年をとるのではなく、加齢に対して前向きに準備をしながら素敵な年齢を積み重ねてゆく=「ポジティブ・エイジング」を提唱。東洋医学のある暮らしでうつ病や難病も克服。お子さんからシニアまで幅広い世代の方に、セミナーや講演会を開催。福岡県立高等学校食育出前講座、西南学院大学市民講座などの講師を務める。
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