第49回スーパーマーケット・トレードショー2015に行ってきた!vol. 2 カーボン・オフセットについて学ぶ

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「お客様が選ぶ!『未来を選べる』スーパーマーケット」

2015年2月10日から12日まで、東京ビッグサイトで開催されたスーパーマーケットを中心とする流通業界のための商談展示会スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)に、温室効果ガス削減対策のために環境省が設営するカーボン・オフセットフォーラムのブースがありました。
そもそも、カーボン・オフセットって、ご存知ですか?
「カーボン」は温室効果ガスの一つ、二酸化炭素(CO2)のこと。
「オフセット」とは埋め合わせるという意味だそうです。

夏の酷暑やスコール、冬のドカ雪、竜巻の多発など、最近の気象がおかしいな、と身近に感じますよね。これは、日本だけでなく、世界的な現象のように思われます。このような地球温暖化の原因は温室効果ガスといわれるCO2やメタン等の排出量が増えたこと。

人は普通に暮らす中でCO2を排出しているんだそうです。節電したり、なるべくゴミを出さないよう努力しても、ゼロにすることはできません。1人でできることには限りがあります。1人では削減しきれないCO2排出量をカーボン・オフセットプロジェクトを応援することで「埋め合わせ」ることができるのです。

カーボン・オフセットフォーラムのブースではカーボン・オフセットに賛同し、プロジェクトに参加している企業とその商品を紹介していました。スーパーマーケットで普段のお買い物を通して環境貢献ができるなんてすてきですよね。
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▲カーボン・オフセットフォーラムのブース

 

カーボン・オフセットを応援するには?

カーボン・オフセットで応援できるプロジェクトは主に2種類あります。太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーの導入などを応援する「温室効果ガス排出削減プロジェクト」と、間伐や植林を行うことで森林のCO2吸収量を増やす「森林吸収プロジェクト」です。

今、全国に14のカーボン・オフセット特定地域協議会があって、カーボン・オフセットを通した地域の活性化を目指して、たとえば、被災地支援や、森林保全など、その地域に合った取り組みを展開しているそうです。いくつかご紹介しましょう:
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▲栽培時にCO2排出量を減らすホクレンのカーボン・オフセット玉ねぎ。1パック購入毎に1円の寄付となり、それが北海道の森作りに役立てられます。
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▲千葉県ZUCIのコリアンダー(パクチー)・ペースト。「1商品につき100円が森林支援に!」というマークが付いています。約20キログラムのCO2削減につながるそうです。
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▲和歌山県 株式会社トノハタのうめぼし。CO2カーボン・オフセットマークが付いた「地球環境を応援します」のラベルつき。

カーボン・オフセット・プロジェクトに参加している商品には上記のようなマークが付いています。このマークを目印に商品を購入することで、あなたも自分のCO2排出量を埋め合わせて、地球温暖化対策に貢献することができますよ!
カーボン・オフセット・プロジェクトに関するお問い合わせ:
カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)
EVI推進協議会(カルビー株式会社 カルネコ事業部内)

 

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