持ち込まれた商品の販促サポートも積極的に行っている。
たとえば、蜂蜜メーカーが国際コンクールで銀賞をもらったが、どう売るかわからなかった。
そこで、採取された蜂蜜の地域が1500メートルの高山であること、薫り高いリンデン(菩提樹)の花の蜜であることのユニークさを訴える。
また、トルコでは蜂蜜もオーガニック認証制度があり、このメーカーの養蜂の方法がまったくナチュラルでオーガニック認証の取得の可能性が高かったので取得を勧め、それが認可された。
こうして付加価値を付け、パッケージも工夫して商品化されたのが下記の蜂蜜である:
トルコの茶畑は雪が降る地域にあり、虫が付かないことから有機農業での栽培が容易である。最近、トルコでは紅茶だけでなく緑茶への加工も始まり、小規模ではあるがアジアへの輸出が始まっている。
ただ、トルコもインドと同じようにお茶の輸出ビジネスは紅茶輸出委員会が牛耳っており、同委員会の会員に成らなければ出来ないことになっていて、単独でやることは難しい。
しかし、最近では単独で輸出まで手がけるケースも出できており、アリ氏も、お茶に限らず自社商品のアジアへの輸出に取り組もうかと思っているそうだ。
世界各地から様々なオーガニック商品が集中しているEUへの輸出は価格競争が厳しくて難しいからだ。
いつの日か、アリ氏の製品を日本で見かける日が来るかもしれない。
Safran - DENGE DIS TICARET LIMITED SIRKETI