オーガニックコットンの現況と認証の問題点(日比 暉)

2. オーガニック・コットンの普及状況

●オーガニック・コットンの生産(2009 –10 綿花年度)

世界のオーガニック・コットン生産量は着実に増加している。テキスタイル・エクスチェンジ(TE)の調査によって、現在の不況下においても、製造企業の強い需要に支えられて世界的に成長していることが分かる。調査報告によると、オーガニック・コットンの生産は、2008–09綿花年度の209,950トンから2009–10年度の241,697トンに、15%の増加を示した。作付面積は、462,000ヘクタール。5年前の2005–06年度には、37,000トンだったから、この間に6.5倍に拡大したこととなる。

 

オーガニック・コットン生産は、2009-10年度には全綿花生産の1.1%になった。世界23カ国で栽培され、綿作に携わった農民は274,000人である。
国別に見ると、生産量の多い順に、インド、シリア、トルコがトップ3で、その内インドは世界の生産量の80%を占めた(前年度は37%)。ついで多かったのは、中国、米国、タンザニア、ウガンダ、ペルー、エジプトと続く。タジキスタンが2009-10年度から新たにオーガニック・コットン生産の仲間入りをした。

 

●オーガニック・コットン製品の販売状況

テキスタイル・エクスチェンジの調査によると、世界的な経済低迷の中でも、オーガニック・コットン製品(アパレル、家庭用途、パーソナルケア用途)の世界の小売販売額は下表の通り順調な伸びを見せており、今後についても前年比20%増という強気の予測を立てている。

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オーガニック・コットン製品の販売が多い会社のトップテンは、テキスタイル・エクスチェンジの調査によると、次の表の通りで、世界的に著名な会社の名が並んでいる。

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