【追加情報】ドイツのオーガニック情報サイトBIO-Marktニュースレターより
2012年5月
オーガニックスーパー業界動向
Bio-Marktの2011年のオーガニックスーパーマーケットの現状に関する調査によると、オーガニックスーパーチェーンはドイツ全土で19企業が336店で展開している。総販売面積174,100平米で1店当たりの平均販売面積は518平米である。
BIO-Marktではオーガニック製品販売面積が200平米以上の店を大型専門店、オーガニックスーパーと定義づけている。
一番店舗数が多く、売場面積が広いのは2011年に新たに23店を開店させたBenn’s Bioで続いてAlnatura。次がおもにベルリンで事業展開しているBio Companyが店舗数ではBASICを上回った。
Benn’s Bioは店舗数79、販売面積40,404平米、Alnaturaは69店舗、売場面積は拮抗している(Alnaturaの最新数字が読めない。文章から類推すると4万平米弱か)。Alnaturaが新たに開店した店舗の平均販売面積は654平米、この店舗の2011年9月決算時の売上が2億3千2百ユーロなので平米あたりの売上高は6000ユーロである。
BASICを店舗数で抜いたBio-Companyは25店舗で12,687平米。売場面積はまだBasicのほうが広いようだ。
2大巨頭のBenn’s BioとAlnaturaの競争は、Alnaturaがこの夏からスイス最大のスーパーマーケットチェーンMigrosとの提携を控えているので、今年末には再逆転するかもしれない。ブームが一段落して市場の伸びが鈍くなっているドイツの、オーガニックスーパー業界の動向は熾烈になってきているようだ。
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