親子で学ぶ食品添加物。12月14日北海道・新冠町(にいかっぷちょう)で無料セミナー開催

日本政策金融公庫の「消費者動向調査」(平成26年度)によると、消費者の約8割が加工食品に不安を感じ、加工食品の表示をしっかり確認しているという結果だそう。加工食品のラベルに記載されているたくさんの成分の中には、摂り続けると健康を害してしまうものもあります。

毎日の食事で身体と心がつくられていきます

そこで、「食べてはいけない国産食品実名リスト」を監修する安部 司(あべつかさ)氏が講師として登壇する、食の安全を考える無料セミナー「何を食べたらいいの? ~子どもたちと添加物~」が、北海道・新冠町(にいかっぷちょう)で開催されることになりました。食のプロならではの対応策や、アドバイスなどを聞くことができる機会です。

添加物で実際に食品を作っているところ

安部さんは、「現代に流通する加工食品は、便利であり味もとても美味しいものがあふれています。食べ物が人間の体、味覚、そして心をつくります。正しい知識を身につけて、しっかり見極めをしていくことが重要」だと語っています。

添加物についてレクチャー

もとは、大学卒業後には総合商社の食品課に勤めていたという安部さん。食品添加物のセールスマンとして優れた成績をあげていました。自分が商品開発に加わった食品を、自分の子供たちに食べさせたくないものだと気づき退職。現在は食のジャーナリスト、一般社団法人加工食品診断士協会の代表理事として、食品添加物の正しい知識の啓発活動に携わっています。

講演会の様子

当日は、添加物のメリットも認めつつ、まったくの無自覚で人工的な食品に慣れきっている私たちに対して「本当にそれでよいのか」、いま自分が口にしているそのスナック菓子は「何からできているのか、本当に知っているのか」など、実演を交えながら分かりやすく解説されるそう。

 

子供たちの健康でもっとも大切な食。いま地方でも、子供たちの食育や食文化の意識が高まっています。成長期にはとくに気を使う必要があり、具体的な知識は必要。情報がたくさんある中で、食べ物について、自分で判断し選ぶことができるよう、学ぶことの大切さを感じます。

 

【安部司氏 プロフィール】
1951年 福岡県福岡市出身。山口大学文理学部化学科卒業。総合商社食品課に勤務。食品および添加物に関わる仕事に従事。退職後、加工食品の開発、海外(中国、アメリカ、東南アジア地域)における食品の開発輸入に携わり、現在は無添加食品の開発や伝統食品の復興、有機農産物の販売促進に取り組んでいる。食品添加物の現状、食生活の危機を訴えた『食品の裏側』(東洋経済新報社)は中国、台湾、韓国でも翻訳出版され、70万部を突破するベストセラーとなり、新聞・雑誌・テレビに取り上げられるなど大反響を呼んでいる。

 

【詳細】
主催:新冠町 PTA 連合研究大会
共催:新冠町青少年健全育成委員会研修会、新冠町家庭教育学級
後援:新冠町教育委員会
日時:2018年12月14日(金) 19:00~
会場:新冠レ・コード館 町民ホール
住所:〒059-2492 北海道新冠郡新冠町字北星町3番地の2
電話:0146-47-2111
参加費:無料

【お問い合わせ】
新冠町 PTA 連合研究大会担当 新冠小学校
電話:0146-47-2103

【一般社団法人加工食品診断士協会】
協会ホームページ: https://shokuhin.or.jp/

 

 

 

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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