急な大雨にも安心して使えるバイオプラスチックの「ワンタイム・レインコート」を使いたい!

プラスチック海洋ゴミの世界的課題が提起され、生態系への影響も懸念されています。石油原料のプラスチックについては、健康と環境の両面で配慮していく必要があります。

 生分解性プラスチックやバイオマスプラスチックを開発・販売する「VASUジャパン株式会社」から、生分解性プラスチックを原料にした「ワンタイム・レインコート」のクラウドファンディングが9月に実施されることになりました。

環境問題とプラスチック

環境省の調べによると、世界では800万トンものプラスチックゴミが、毎年海に流出。プラスチックは、石油をナフサと呼ばれるチップにしてポリエチレンに変え、いろいろな製品に成形されています。汎用性が高い優れた原料なので、生活の中からプラスチックをすべて無くすことは難しいのが現状です。

さらに、プラスチックの大量生産と廃棄・焼却処理は、地球温暖化を加速させるCO2を発生させています。

「海は30%~50%の二酸化炭素を吸収していると言われている中で、その吸収能力がプラスチックによって下がってくるということが起きているとすると、温室効果ガスを減らすという目的を達成させるためにはかなり大きな問題になってくる可能性」もあるそう。(参考:CIRCULAR ECONOMY JAPAN「プラスチックによる二酸化炭素排出量はどれくらいか」)

生分解性プラスチックの樹脂

「VASUジャパン株式会社」によると、「ワンタイム・レインコート」に使用される原料は、PBAT(ポリブチレン・アジペート・テレフタレート)PLA(ポリ乳酸)などから構成され、香港に拠点を置くVASUジャパンのグループ会社、VASU Networks (HK) Ltd.が開発した、生分解性のバイオプラスチック。

その生分解性能は、米国の規格、ASTM D6400や、欧州の規格、EN 13432によって実証されたもの。最終的な埋め立て処分後も、土壌や堆肥化施設で微生物の働きによって自然界に還元されます。

生分解性ワンタイム・レインコート:価格未定

今のところ「ワンタイム・レインコート」は、テーマパーク施設やスタジアムでのスポーツイベント、動物園や野外イベントなどで、急な雨に見舞われた時に無料配布や販売などが行われています。ワンタイムと言っても使い捨てではなく、何度か使用できます。

今後、バイオプラスチックは買い物袋や軟包材、農業用マルチシートなど、幅広い分野で活用される予定。使用後に生分解することが、消費者にとって利点となる用途への導入が期待されています。

体内で分解できないプラスチックは、環境中でも分解できないもの。自然に分解し循環しないものをなるべく購入せず、ゴミを出さない生活を心がけることは大切。改めて、環境への負荷を最小にしていくことを考えながら行動する必要性を感じました。

お問い合わせ https://www.vasu.tokyo/

 

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奥田 景子

執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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