Global Organic Network代表・中村実代がオーガニックな人に会ってお話を伺うオーガニックインタビュー。遠赤青汁株式会社 代表取締役社長 高岡照海さんの第3回は太陽光発電や映画、桜のことなど、まだまだ広がるこれからの計画を聞かせていただきました。
▲映画化のきっかけとなった「陽光」桜の苗木。世界の国々に送られます。
オーガニックで世界につながる
─ 映画化のお話があると伺いました。
高岡照海さん(以下高岡):ええ。亡くなった親父のことを映画化したいというお話をいただいて、来年3月がクランクインの予定で、打ち合わせが始まっています。
─ お父様というと伯方の塩の初代社長でいらした方ですよね。そのお話ですか?
高岡:事業の話しではなく、父が作った桜「陽光」のエピソードが中心になると思います。戦時中青年学校の教員をしていて、教え子を戦地に送り出したのですが、多くが戻ってきませんでした。その、後悔と鎮魂の想いを込めて、「陽光」を作ったんですね。暑いところでも寒いところでも咲く強い桜です。そして平和への想いをを込めて、世界の国々に「陽光」を送りました。父の遺志を継いで、今でも毎年1000本の「陽光」を送り続けているんですよ。
─ 毎年1000本を苗木から育てて、しかも海外へ送るのは大変なことですね。費用もかかるでしょう?
高岡:まぁ、大変と言えば大変。でも、これでいろいろお褒めをいただくことも多いから、やめるにやめられない(笑)それに、続けていることで今回のような映画のお話もいただくことができたわけだし、他にもいろいろビジネスのアイディアが生まれる。
─ ビジネスのアイディアと言うと?
高岡:「陽光」がつないでくれたご縁がきっかけで、世界の国々とのつながりができました。そうすると、お会いした方の中には、身体の不調を持っている方が必ずいる。そこですかさず「遠赤青汁」を試してもらう(笑)。身体で変化を実感いただけるので、口コミで広めてくれたり、商品展開のアイディアもいただいています。
▲おちゃめな高岡照海さん
─ 最初から狙っていらした訳ではないでしょうけれど、全てがつながっていくのですね。
高岡:そうですね。オーガニックというのは、そうゆうことだと思っています。実は今、太陽光発電の取組みも始めたのですが、ゆくゆくは太陽光発電の下で苗木を育てることを考えています。そして、その生産を知的障害者の雇用にもつなげたい。
本当に、まだまだやりたいことだらけです。
▲実験中の太陽光発電施設
遠赤青汁 オンラインショップ http://www.enseki.com/
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