リー・ジャパンのオーガニックコットン・プロジェクトの取り組み

リー・ジャパンは、ジーンズの製造工程の染色や加工の段階で薬品や水を多く使うことから、環境や生産者の健康に影響が少ないオーガニックコットンの使用を決めたジーンズメーカーです。リー・ジャパンが行う3つのオーガニックコットン・プロジェクトをご紹介します。
世界のオーガニックコットンのサンプルを集めていたリー・ジャパンは、ウガンダのコットンに出会いました。「Born in UGANDA Organic Cotton Project」は、ウガンダのオーガニックコットンがデニムに最適なコットンだったため、現地で栽培したコットンを日本で商品化し、NGOハンガー・フリー・ワールドの井戸の建設に、売上の一部を寄付するというものです。雇用が生まれ内戦で苦しんだ難民の自立も助けています。
昨年の秋冬にリニューアルされたLeeのAMERICAN RIDERSシリーズは、1960年代のLee本来のカラーを再現したミディアムインディゴです。細かなディティールがアップデイトし、ビンテージ感もあります。生地には、ウガンダオーガニック生地を40%使用しています。

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Lee AMERICAN RIDERS 400 12,000円(税別)
プレオーガニックコットン(POC)というLady Leeのアンクル・スキニ―のラインナップもあります。「プレオーガニックコットン」とは、クルックと伊藤忠商事が共同で企画・運営を行うインドのコットン農家のオーガニック栽培への移行をサポートするもので、オーガニックと認定される3年間の移行期間に採れた無農薬のコットンのことです。
スキニ―デニムは、スッキリとしたシルエットで、気になる太ももや、ヒップのラインをきれいに見せてくれます。LadyLeeのHERITAGEシリーズは、生地にPOC(プレオーガニックコットン)とeverloom(POC卒業デニム)を使用しています。カジュアルに穿きこなせるUSEDカラー、HERITAGE ORIGINAL SLIM TAPEREDは、人気のボーイフレンドシルエットでコーディネートしやすいアイテムです。今年らしいソックスとの相性はピッタリです。

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LadyLee HERITAGE 326 14,000円(税別)
2011年東日本大震災後に始まり、今年4年目を迎えた「東北コットンプロジェクト」。
2014年5月も無事に種まきを終えたそうです。「何もないとことに種をまいた最初の頃とは違い、農業が再開し、生産農家さんたちも米や他の作物とともに、綿花を育てている」と、現地の様子がレポートされていました。LadyLeeのHERITAGEシリーズのホワイトの生地は、東北コットンプロジェクトで収穫されたコットンを生地を使用しています。

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LadyLee HETITAGE 218 13,000円(税別)
ウガンダ、インド、そして日本の東北までリー・ジャパンの取り組みは行われています。Leeのジーンズはおしゃれだけでなく、さまざまな背景を持っています。

リー・ジャパン http://lee-japan.jp/

 

 

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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