福岡の「MUJIキャナルシティ博多」は、無印良品の九州最大のフラッグシップショップ。ブックストアやカフェを併設し、インテリア用品からライフスタイルグッズまで幅広いラインナップを誇る、居心地が良くてセンスを感じる空間。
展示会の様子
そこで、リネンに特化したファッションブランド「nu°(ヌー)」の展示会が開催されていたので、行ってみました。nu°は、自然からの恩恵を生活へ取り入れ、笑いが溢れる毎日を過ごすライフスタイルを提案しているブランド。nu°とは、フランス語で「裸」を意味するそう。着飾って、隠すことばかりしてきた服飾を、丸裸のままでありのままで存在するアイテムとして軽く表現していきたいと考えているとか。
リネンの着心地が良さそうなアイテム
nu°には、ベルギーリネンを使った自然のままの色のシャツやワンピース、草木で染められたカラーバリエーションが美しいストールなど、自分にとって心地良いアイテムが揃っています。ベルギーリネンは、吸湿性、発散性に優れ、肌触りがさらりとしているのが特徴。
グラデーションカラーのストール:21,000円(税別)
ディレクターのほんだなおみさんの「本来 飾らない私たちは、他者との境界線や分離を超えた存在であり、そこには調和と笑いが溢れていると想像し、創造できます。」という信念が貫かれています。
右から キハダyellow、茜 red、桜 pink、藍 blueで染められたストール
左)nu°ディレクター ほんだなおみさん 右)スタッフ 橋本真央さん
ほんださんのライフスタイルも、海が見える場所で畑を借りて自然との一体感、融合を感じられる農作業がベースになっています。今後は、藍を種から栽培して、藍染めに挑戦する予定もあるそう。
無理のない、決して肩に力を入れない、ゆったりとした雰囲気があります。丁寧につくられるワンピースやキュロットなどは受注製作なので、つくられる時間もゆったり。待つ過程も楽しんでほしい、そんな服たちです。
※展示会は終了しています
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |