社会貢献とサステナブルな生活をサポートする地図アプリ「mamoru」

頻繁に耳にする「SDGs(持続可能な開発目標)」というワード。いまサステナブルであるかどうかは、消費者の行動を左右する要因のひとつと言われています。サステナビリティにフォーカスし、世界中のユーザーが作成・編集までできる次世代アプリ「mamoru (マモル)」がリリースされました。

 無料の地図アプリ「mamoru」は、店舗や企業を、ナチュラル/オーガニック、ゼロ・ウェイスト、セカンドハンド、エシカルファッションなど、19のカテゴリーで掲載しています。小さな自然食品店でショッピングしたり、社会的企業のボランティアに参加したり、サステナブルなライフスタイルを身近なものへと導いてくれます。

Gochiso株式会社 代表取締役 ニュエン・フィリップ氏

開発したのは、大阪に本社を構える「Gochiso株式会社」。「mamoru」は、環境を守り社会貢献したい人のためのプラットフォームという、代表取締役のPhilip Nguyen(ニュエン・フィリップ)さんに、オンラインでお話をうかがいました。

社会のあり方を考えアクションを起こす

mamoru」は、サステナブルな取り組みをしているのに、それを発信していない店やレストラン、サステナビリティを支援する企業などを簡単に見つける方法として開発されました。実際にどんなユーザーが使っているのでしょうか。

2つに分かれていますね。1つは、環境のために何かしたいけれど、そのやり方がわからない人。『これから何かしたい』と情報をアプリで収集して、ショッピングで自分の消費活動を変える人。環境のために手軽に何かできるという、第1ステップのサポートです。

2つ目は、すでに環境意識が高く、すでに行動している人。自分の知っているお店やレストランを追加することで、応援したい店を友人とシェアできます。肉食を控えベジタリアンの店を探す人は、オーガニックやフェアトレードにも興味があるでしょう。また、環境に関心がある別のユーザーにつなぐことができるので、ネットワークがさらに広がりますね」

mamoruの19のカテゴリー

アプリ開発のきっかけになった出来事はあったのでしょうか。

「サステナブルなコンセプトに基づいた店がどんどん増えているのに、その情報をまとめたものがないな、と感じていました。コロナ禍で、たくさんの人の動きのパターンや考え方が変化しています。自分自身の行動が、環境だけでなく、社会のすべてに影響を与えているのではないか、と考えている人が増えていると感じたことが始まりです」

実際にダウンロードしてみると、筆者が住むエリアでは、掲載されている店舗や企業は少しだけ。地域による偏りはどのように解消されていくのでしょうか。

「開発したばかりなので、まだ地方では情報が少ないのが現状です。現在、ボランティアやインターンが、新しい店の情報を探して、マップに追加しているところです。ユーザー達も各エリアで追加しています。

情報は、ボランティアがチェックしたうえで、紹介しています。また、カテゴリーの中の情報は、それぞれの専門の団体と協力して、間違いや正しい情報なのかをチェックしています」

随時、信頼度の高い情報が掲載されていくようです。facebookinstagramのページでは、北海道など地域のお店も紹介されていました。

「そうですね。エリアの他に、カテゴリーの中でバランスを保つようにしています。例えば、フェアトレードが多い場所では、他のカテゴリーの店を探して追加するなど。ボランティアチームが頑張っていますが、地方はまだまだ情報が入りにくいですね」

アフターコロナでは、旅先でも使えそうです。知らない場所で店を探したりアクティビティに参加したり。日本だけではなく、世界各地のこだわりの場所をピンポイントにユーザーをつないでネットワーキングするというプラットフォームには、高い将来性を感じます。

「そうですね、先の話ですが旅先での使用は、最終的な使い方の目標の一つです。」

「mamoru experiences」のオンライン体験

mamoru」では、「mamoru experiences」というオンライン体験も提供しています。例えば、地域の農産物を利用した日本酒やクラフトビールを送付し、オンラインでつくり方や楽しみ方を学ぶ体験やフードロスの野菜をパウダー状にしたものから実際に絵の具をつくって、塗り絵を楽しむ食育イベントなどが開催されています。

「これから『mamoru』のアプリ内のコンテンツをますます増やしていきます。experiences体験では、提供しているものが、本当に面白いんです! 環境問題に興味がない人でも、楽しくサステナブル教育に接してもらえたらいいなと思っています。年齢を問わず、環境問題の学びになればいいなと。

地方のたくさんの方にも協力していただいていますよ。農家さんやオーガニック商品をつくっている人のレクチャーを聞いて、そこに行ってみたいと思うような、サステナブル観光も、もっと増えたらいいなと思っています」

フィリップさんのサステナブルなアクションもお尋ねしてみました。

「商品がどこから来て、どういうふうに生産されているのか、よく考えてから買い物をするようにしています。お肉をあまり食べないようにしたり・・・努力しています()。服を買う時には、できるだけ生地の中にプラスティック繊維が入ってないものを買うようにしています。ラベルを良く見るようになりました()

mamoru」を使うことで、私たち自身が社会的な貢献や責任を果たしていくこともできます。

「まだアプリの最初の段階ですが、今後たくさんの人がこのアプリを使って良い行動を起こすきっかけとなってほしいという思いがあります。メンバー同士がコミュニティをつくり、同じ目標や思いを持って行動できたら良いですね。そのためのユーザーのフィードバックは必要です。

mamoru』では、常にインターン・ボランティア募集していますし、今のプロジェクトに関わりたい方、このアプリの発展に協力できるような方はいつでも連絡ください。instagramfacebookもフォローしてください。同じ思いの人が集まって、楽しく参加して、それが地球を救うアクションにつながればと思います」

とてもフレンドリーな雰囲気のフィリップさんは「日本の環境問題の意識が、大きく変わる予感がします」と言います。コロナ禍を経た未来、さらに変わっていく私たちの社会を想いワクワクしました。

 

アプリダウンロード:onelink.to/mq9au6

ホームページ:    https://www.mamoru.earth/

企業情報

 

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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