都会から少し距離を置いて、ゆったりとした時間を過ごしたい。最近では、旅先でのスパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食などを通して、心と体の健康に気づく旅、地域の資源に触れ、新しい発見と自己開発ができる旅、原点回帰し、リフレッシュし、明日への活力を得る「ウェルネスツーリズム」が注目されています(参考:国立大学法人琉球大学ウェルネス研究分野「ウェルネスツーリズムとは」)。
“理想の日常℠”に出会える温泉リゾートを提案する、宮城県にある「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊(センダイサクナミオンセン ユヅクシサロン イチノボウ)」(以降、「一の坊」と表記)。「一の坊」では、よもぎを温泉の蒸気で蒸して全身を潤す「よもぎのハーブミストサウナ」が人気。7月7日より、ハーブミストサウナで、スタッフが摘み取ったばかりの「生よもぎ」の使用がスタートしました。
※“理想の日常(SM)”に出会うのSM(Services Mark)マークは、レストランやホテルなどの役務(サービス)についての商標
季節限定の生よもぎを愉しむ
よもぎの摘み取り作業
「よもぎのハーブミストサウナ」は、古来薬草として使われてきた「よもぎ」を、天然温泉で蒸した蒸気で全身を潤すもの。温泉やよもぎの成分を口や鼻から吸い込む「吸引浴」は、身体の内側から有効成分が吸収されるのが特徴。「一の坊」によると、細胞の活性化、美肌効果、血液の浄化、肥満予防、自然治癒力の向上など体内外のストレス解消に期待できるそう。また、時間をかけてじっくりと身体が温まるので、入浴後はポカポカと温かさも持続。
よもぎのハーブミストサウナ
初夏の雨のおかげで、よもぎがぐんと成長。「よもぎのハーブミストサウナ」は、夏季限定で旬の香りが愉しめる「生よもぎ」が使われます。例年7月初旬頃から数か月間、スタッフが摘み取った生よもぎを使用し、秋以降は生よもぎを乾燥させてから使用。乾燥させることで香りが強くなるため、1年を通して「よもぎ」の香りと効果が愉しめます!
地域の魅力に触れ里山リトリートステイを愉しむ
作並温泉は、仙台と山形の間に位置する自然豊かな土地。古くから美肌の湯として親しまれてきました。広瀬川へと合流する新川川(ニッカワガワ)周辺には、ニッカウヰスキー仙台工場もあり、周辺ではホタルも見られるなど、自然環境の素晴らしさがうかがえます。
ウイスキー製造に使う水は新川川から採取
環境や地域経済に配慮して、「一の坊」で積極的に取り組まれている地産地消。地元の食材を使って、オーダーしてから調理する「オーダービュッフェ」は、個別提供や従来のビュッフェに比べ、食材廃棄や残食を減らすことにつながっています。宮城の地酒や地元産ワインが提供され、地元産の規格外野菜を有効に活用。サラダには有機栽培の朝採れ野菜も使われているそう。
地元で採れた規格外野菜や有機野菜も
自然に囲まれた地で、ゆとりがあれば連泊したいもの。今年の春にオープンした最上階のスイートルームでは、四季折々の景色を眺めながらプライベートロウリュサウナと源泉かけ流し露天風呂など、「里山リトリート」を体験できます。
里山を望む場所でリトリートステイ
心地よく滞在できるよう、なるべくプラスチック製品を使わず、アメニティには竹製の歯ブラシ、シャワーキャップの廃止、持ち帰りカップは紙製へ。また、冬場には正面玄関近くの融雪に温泉廃熱が使われています。
さらに地域の課題を解決すべく始まった「作並温泉郷千年桜プロジェクト」にも参加。これからの作並温泉が、より魅力的な地になるよう作並菊桜の植樹が進められています。
理想の日常とは心と体が健やかなことでは。「一の坊」で、そんなウェルネスな旅の体験ができそうだと感じました。
■「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」
所在地 :〒989-3431 宮城県仙台市⻘葉区作並字⻑原3
電話 :0570-05-3973(宿泊予約)
客室数 :86室
チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
公式HP:https://www.ichinobo.com/sakunami/
※滞在はオールインクルーシブ
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