2020年度の国内自然派・オーガニック化粧品市場は前年度比92.1%の1,290億円

2020年11月16日発表の株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)のプレスリリースによると、同社は、国内自然派・オーガニック化粧品市場を調査し、製品カテゴリー別や流通経路別の動向、参入企業動向、将来展望を分析しました。


1.市場概況

自然派・オーガニック化粧品の国内市場は、化粧品に関する安全・安心志向が高まっていること、サステナブルな(持続可能な)環境を意識したライフスタイルを、と考える消費者の増加、敏感肌と自覚する女性が増加していることなどを背景に、拡大を続けています。

また、イメージ先行ではなく、一般の化粧品に求められる機能も有するナチュラル・オーガニック化粧品が増えていることで訴求力が高まっており、消費者とのタッチポイントが増えていることなどから、2019年度の自然派・オーガニック化粧品市場規模※は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比101.7%の1,400億円となりました。

 

2.日本初の「ナチュラルコスメ認証制度」制定

2020年、日本初の「ナチュラルコスメ認証制度」が誕生しました。広告代理店業および小売店業を展開する企業が新たなナチュラル・オーガニックの認証機関を立ち上げたもので、名称は一般社団法人日本ナチュラル・オーガニックコスメ協会。日本の消費者がオーガニック・ナチュラルコスメを購入する際の “選定のポイント” をベースに認定基準を定めました。

当リリースでは、ナチュラルコスメの認証基準を設ける取り組みは日本で初めてとのことですが、2007年に環境NGO「アイシスガイアネット」によって設立された社団法人日本オーガニックコスメ協会(JOCA)があり、基準を制定。クリアした製品には推奨品マークを付与しています。

日本オーガニックコスメ協会の推奨品マークについては当サイトでもすでに何度かご紹介していますが、直近のサイトは下記です:
信頼を選ぶ。オーガニックコスメを安心して購入できる推奨品マーク「JOCA」

 

3.認証制度制定の背景

2000年代に入り、日本でも拡大するオーガニック市場には、2005年の改正薬事法施行により異業種企業やスタートアップ企業も市場参入するなどしています。

オーガニックの認証制度は欧州のエコサートやコスメビオ、米国のUSDAなど数多く存在していますが、日本の認証制度制定が市場に与える影響と制度の普及が進むかどうかが、注目されています。

 

4.将来展望

2020年度の自然派・オーガニック化粧品市場規模は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比92.1%の1,290億円と予測。

2020年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴う店舗休業期間があったことで、2019年度を下回る見通しとなり、2011年度以来初めてのマイナス成長予測となるそう。

店舗休業の影響はECチャネルによって一定のカバーはされたものの、既存客の購買すべてを取り込むことは困難であり、カウンセリングを必要とする新規客の獲得は鈍ったものとみられています。

 

調査要綱

1.調査期間: 2020年8月~10月
2.調査対象: 自然派・オーガニック化粧品メーカー、販売代理店、小売店、関連団体等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面接(オンライン含む)及び電話によるヒアリング、文献調査併用
4.発刊日:2020年10月29日

※今回の調査にあたり、過去に遡って2017年度、2018年度の市場規模を見直しています。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがあります。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2588

 

 

お問い合わせ
株式会社矢野経済研究所 
マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

 

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