「コットンから 次の東北をつくりたい。」
「東北コットンプロジェクト」は、津波により稲作が困難になった農地で、塩害に強い「綿」を栽培し、紡績・生地化・商品化・販売までを一貫して実施する復興支援プロジェクト。今年度も名取・荒浜・東松島あわせて約160アールの畑で作業が行われています。栽培は順調で、東松島農場では11月26日に収穫を行う予定です。
9月にGONの記事でメンズのオーガニックコットンシャツをご紹介した、イオン系列アパレルブランドikka他を展開する(株)コックスも、このプロジェクトに2012 年から参加しています。同社からは4名の方が東松島の収穫祭に参加し、他社の皆さんと共にボランティアで作業を行うそうです。
東北コットンプロジェクトHP: http://www.tohokucotton.com/
小学生など多くの近隣の方々も参加した昨年の収穫祭や、今年の綿花栽培成功の様子が掲載されています
▲昨年の収穫祭にて
この活動は、長期視点で被災地の復興を考える農家と企業が集まり、農業を基盤とした東北の新たな農産業の確立を目指しています。震災直後の2011 年にアパレル関係者などが被災地の農業生産組合や農業法人に呼びかけて栽培が始まり、徐々に収穫量も増えてきました。
(株)コックスは、東北地方にも多数の店舗を出店しているということもあって、被災地復興のためプロジェクトチームの一員となり、農場での種まきや草取り、収穫した綿花を生地に使用した商品の発売などを通して、継続的な支援をおこなっています。2016 年収穫の綿花は、製品化され2018年3月に発売予定だそうです。
これまでの製品と 作業風景
2015年8月に発売された「東北コットンプロジェクト」商品は、2014年収穫のコットンを使用。過去最大量のコットンを買い付け、当社の主要ブランドすべてから全6 型を約230 店舗とWEB ストアにて発売しました。
▲コックス 東北コットンプロジェクト 2015 年展開商品
▲コックス 東北コットンプロジェクト 2014年 展開商品
▲2012.6/2013.5 種まき。やり方を教えてもらいながら、丁寧に。
▲2012.7 使用できる農薬が限られるので、雑草を手で除きます。 ▲2013.11 東松島収穫祭
株式会社コックス コーポレートサイト https://www.cox-online.co.jp/
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