QRコードで、あなたのコーヒーの生産された農園からカップまでサーチできるカフェインフリーの「エシカルビーンコーヒー」

2015/11/09

カナダ・バンクーバーを本拠地とし、「エシカル」を社是とするエシカルビーンコーヒー社は、グアテマラやニカラグア、スマトラなどで有機栽培された原料のコーヒー豆をフェアートレードで買い付け、焙煎し、製品化して、フェアトレードならびにオーガニック認証のコーヒーとして、アメリカを始め世界中で販売しています。

始まりは1999年のグアテマラ旅行　　　　

エシカルビーンコーヒーの共同設立者、ロイド・バーンハルトとキム・シャクテはIT関連やグラフィックデザインなど、もともとコーヒーとはまったく関係のない仕事に就いていたそう。

1999年、グアテマラの子供と養子縁組したいと思い立ち、同国を訪れたとき、その文化や生活、コーヒー農園で働く人々やその暮らしを知りました。彼ら農民の暮らしをより良くしたいとの思いが募り、2003年に、エシカルビーンコーヒー社を立ち上げたそうです。

従業員1人からスタートしたエシカルビーンコーヒーは、現在では26人を雇用。グローバルな意識で、社会的責任や環境責任に積極的にかかわっています。10年来、バンクーバーに住む日本人の田代泰子（たしろ・ひろこ）さんもその一員で、この記事をサポートしてくれました。

エシカルビーンコーヒーの熟練した技術で焙煎するフレッシュなコーヒーは、バンクーバーの企業・組織やバンクーバー中心部ならびに郊外のカフェ、レストランなどで広く採用され、愛用されているとか。

製品を購入することで、あなたもエシカルビーンコーヒーの活動に参加できます

エシカルビーンコーヒーはフェアトレードによって生産者を支援するだけでなく、子供、教育、芸術に焦点を当て、学費、制服、学用品、靴、教科書、通学費やヘルスケアのための資金としてグアテマラの子供たちを支援。2003年以来、グアテマラ小学生のために650以上の教育奨学金を提供し、64,000ドルを超える額を提供しています（このFUNDIT奨学金プログラムは、最近エシカルビーンコーヒー奨学基金と改名）。

フェアトレードとオーガニックとしての透明性を確実にするために、エシカルビーンコーヒーのひとつひとつの製品にはQRコードがついています。これをスキャンすることにより生産者情報、認証プロセス、カッピングノート、スコアと製造年月日が調べられるのです。

商品一つ一つに付けられるQRコード

スキャンすると、まだ英語だけですが、ロースト日、コーヒーの原産、カッピングおよびロースト、認証など、商品ができるまでの過程をすべて見ることができます。同じ内容がエシカルビーンコーヒーのサイトからも確認できます。QRコードそばに明記されているLOTナンバー（この場合ですと EB159943)をサイトのTOPページ右中央にある”What to keep it simple?”の下のボックスに入力したら同じ情報を得ることができるようになっているそう。

ちなみに、やってみたところ、こんな画面が出ました。

ロースト日：2015年11月6日
賞味期限：2016年11月4日
ローストの程度：ミディアムロースト　＞を押すと更に詳しい説明
原産：ペルー　＞を押すと生産現場の更に詳しい説明
カップリング：カップリングメモ　＞を押すと内容が図示されています
販売方法：オンライン販売　＞を押すと商品情報が示されます

これ↓は、日本語の同社パンフレットなどについているQRコードですが、ここをスキャンすると、日本語版の商品紹介を読むことができます。