パスタダルバのあるランゲ地方ラ・モッラの風景
イタリアは、ヨーロッパの中でもオーガニック農業が盛んな国の一つ。日本人に馴染深いパスタは、本場イタリア産のものが、やはり美味しくて健康的。ピエモンテ州ランゲ地方でオーガニックパスタをつくっている「パスタダルバ」は、グルテンフリーのパスタや、有機栽培のキビや遺伝子変化の少ない古代小麦のカムット小麦やスペルト小麦を原料にした美味しくてヘルシーなラインナップ。8月8日からは、9品のパスタが全国で新発売されています。
2006年に「パスタダルバ」は、自然療法士で心と身体の快適な健康状態を研究しているロザンジェラ・コリーノが、夫のダリオ・マイナルディとともに、すべてオーガニックで品質がよく、創造性に富み革新的なパスタの工場をつくりたいという思いで生まれました。2013年には、地元のディアーノ・ダルバの認証を受けてグルテン不使用のパスタ専門の製造室を立ち上げ、グルテンフリーのパスタも加わりました。
現在も家族で経営されています
また、玄米の約2倍の食物繊維とタンパク質、さらに鉄、ビタミンB群、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、ビタミンEも豊富に含むキヌアや、小麦や玄米よりも食物繊維とタンパク質を多く含み、血圧やコレステロール値を下げる効果があるといわれているアマランサスなど、体内ではつくることができない必須アミノ酸を含む植物も原料に。これらは、日本でも注目を集めている“スーパーフード”で、食に保守的といわれるイタリアでも、Alimenti Alternativi(アリメンティ・アルタナティーヴィ)と呼ばれ、美や健康に意識の高い人々の間で浸透してきています。
「パスタダルバ」の原料の粉はすべて有機農場で栽培され、石臼で挽いたものが使われています。ロングパスタは成型されたあと、約20時間をかけてゆっくり乾燥させ原料の持つ栄養を中にとじ込めます。ショートパスタはブロンズダイスを使用し、合わせるソースとの絡みやすさも追求。こだわりの原料と卓越した製造技術で、他にはない素材の味を最大限に活かした製品づくりが行われています。
こだわりの製造工程
原料と技術、健康にこだわってつくられているパスタ。ホームページには、レシピも掲載されていました。オーガニック野菜と合わせ食べるとさらに本物が味わえそうです。
※価格は全てオープン価格/内容量:250g
パスタダルバ 有機カムット小麦のタリアテッレ、パスタダルバ 有機スペルト小麦のタリアテッレ、パスタダルバ 有機きびのリッチョリ
※価格は全てオープン価格/グルテン不使用
パスタダルバ 有機米粉と栗のペンネッテ 内容量:250g、パスタダルバ 有機キヌアのペンネッテ 内容量:250g、パスタダルバ 有機米粉とキヌアのフジッリ 内容量:250g、パスタダルバ 有機米粉のフジッリトリコローリ 内容量:250g、パスタダルバ 有機アマランサスのフジッリ 内容量:250g、パスタダルバ 有機とうもろこしのフジッリ 内容量:500g
パスタダルバ http://www.montebussan.co.jp/superfoods/pastadalba/
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |