青森の山奥から、安心安全で美味しい自然栽培食品を販売します《SKOS合同会社》

SKOS合同会社(青森県新郷村)代表の土本さんは食の安全を求めて、6年前に栃木から青森に移住し自然栽培をはじめました。完全循環農業を目指して、畑には「種」以外のものを持ち込まず、生物多様性を考慮して混植の栽培をしています。

オーガニックライフスタイルEXPO2017では、その畑でとれた作物からつくった加工品を中心に販売します。【新規就農者応援ゾーン 小間No.117】
 

▲麦と大豆が混植されている畑。土がみえているところに大豆をまくそうです。
 

自然栽培と味

土本さんは当初、肥料も農薬も与えない栽培方法で育った野菜たちは、味の主張が強く、硬くワイルドになるのを想像していたそうです。ところが実際には、農薬も肥料も除草剤も堆肥も持ち込まないで栽培をすると、作物は必要な栄養をその植物本来の速度で吸収し、アクが少なく優しい味になりました。

その食材を防腐剤、土壌改質剤、酸化防止剤などの添加物を入れずに加工品に仕上げているので、体に優しく、マイルドな味と香りに仕上がっています。
 

天然酵母パン、豆腐(小麦と大豆)

小麦は大豆と混植しています。小麦の畝と畝の間に大豆を播き、生物多様性を確保。そんな畑で採れた小麦を自社で製粉して小麦粉を作り、その小麦粉からパンを作っています。パンの酵母も自社で栽培した米から麹を作り、そこから酵母を立てています。小麦の甘味が分かるパンです。

豆類の根には、土の中で空気中の窒素をアンモニアに変換して固定してくれる根粒菌がいることが知られており、古くから「豆は土地を肥やす」と言われ利用されてきました。土本さんの畑では麦の間に大豆を植え、1年ごとに位置をずらすことで肥食いの麦もよい実りをつけてくれるそうです。

こうして栽培した大豆から豆腐と味噌ができました。豆腐は本物のにがりを使い、豆の味がしっかり感じられる甘みのある濃い豆腐です。味噌の材料は自社の大豆・米を使用し,塩は海洋深層水から取ったミネラルバランスの良い塩を使用して、麹の香りの心地よい味噌に仕上がっています。
 

黒ニンニク(ニンニク)

自然栽培で作ったニンニクは驚くほどマイルド。生で食べてもピリピリした刺激がありません。そのニンニクから黒ニンニクを製造しています。そうすると、ニンニク臭がなく非常に甘みのあるドライフルーツのように仕上がります。
 

麹、丸餅(うるち米ともち米)

青森の山奥の空気も水も綺麗な田んぼで、1番のりで水を使用できる環境で育てたお米はうま味が格別。熟成米は新米よりさらにうま味が増すそうです。そのうるち米から作った麹類もうま味が非常に強く仕上がります。

もち米では丸餅を製造しています。玄米餅は玄米ならではの香ばしさと、プチプチした食感が楽しめます。また、精米したもち米で白餅を作っています。ふっくらふんわりした口当たりの良いお餅です。
 

農業の今後を考えて

食料の自給率上昇は国力の増強にもつながり、そのためには若い世代が農業に興味を持ち、独立してやっていける環境が重要だとSKOS社は考えています。農業研修を行なって就農を希望する方、自然栽培を目指す方に農作物の栽培知識、経営や考え方、食の現状、栄養のことも考慮した農産物の生産等、さまざまな知識を総合的に伝える取り組みを行っているとのことです。

青森の山奥で育った自然栽培の食品たち、ぜひチェックしてみて下さい。
 
 
 
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