新茶発売開始!佐賀県・嬉野市で、家族全員で有機栽培茶を生産する《きたの茶園》

八十八夜も過ぎ、各地から新茶発売の便りが届く季節となりました。日本茶栽培発祥の地といわれる佐賀県から、嬉野市の有機栽培茶《きたの茶園》の新茶をご紹介しましょう。

臨済宗の開祖、栄西禅師が1192年、中国から持ち帰った茶樹の種子を播いて、日本で初めて栽培したとされる脊振山霊仙寺(せふりさん・れいぜんじ)。

同じ佐賀県ながら嬉野市のお茶の栽培開始は、平戸に渡って来た明の陶工たちが不動山皿屋谷(ふどうやまさらやたに)で自家用の茶樹の栽培を始めたといわれる16世紀初頭に遡ります。
 
 

 

その嬉野市で、代々続くお茶農家に生まれ、30年近くもの間、試行錯誤しながら有機栽培による「安全で安心して飲める本当に美味しいお茶」づくりを追求し続けてきたのが北野秀一さん。今では、家族全員がお茶づくりに携わり、有機JASマークも取得しています。

 

 

北野さんのお茶の特徴は、年間10回ほど施す自家製肥料にあるとか。その肥料の材料のよさが北野さんのお茶のおいしさのポイントだそうです。カステラに使うもち米を麦芽で発酵させた高糖度の水飴の絞りかすやおから・米ぬか等を520種類の有用菌(バクテリア)の力で発酵・熟成させたもの。
 

野菜のエグミの元であり、身体への影響が心配される硝酸態窒素。化学肥料を使うと茶葉に硝酸態窒素が含有されるので、渋みが残りますが、化学肥料は一切使わない北野さんのお茶にはまったく渋みがなく、淡白でやわらかく、すっきりとした味わいだそう。粉にして丸ごと味わって欲しいとおっしゃっていました。

粉茶は、気管支が弱い筆者が風邪の予防に、日頃、愛用するお茶でもあり、早速取り寄せてみました。粉末茶・水だし茶の入れ方の説明もついていて、これから暑くなる季節、水代りに飲むのにピッタリです。

 

 

【粉末茶・水だし茶の入れ方】

500 ml ペットボトルに半分くらい水(冷水)を入れ、その中に粉末茶を小さじ2杯ほど入れます。フタをして、よく振り、その後、いっぱいになるまで水を入れて出来上がり!
飲むときは振ってから飲むようにし、なるべくその日のうちに飲んでしまうこと。
 
他にも、天然の玉露と言われるほどの旨みを持つお茶「さえみどり」を使った銘柄「いのちのゆめ」の極上・特上・上から煎茶やほうじ茶、紅茶、さらには「べにふうき」の粉末茶など10種のお茶がサイトから購入することができます。

 

きたの茶園
企業情報

公式HP:http://kitanochaen.com/

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