一泊置いた後に2泊をこのホテルに再度泊まったが、その部屋はちょっと贅沢な108ユーロのガーデンダブルのシングルユース(シングルが欲しかったけどこれしかなかったらしい)で、部屋自体も広々としており、家具調度にも高級感がある。
窓の外は、隣の建物のルーフガーデンとなっており、ホテルのオーナーが好きだというラベンダーが一面に植わっていた。
ただ、8月終わりではシーズンも終わりなのだろう、花は咲いているが弱々しく寂しげな風情であった。
このホテルはエコホテルとして国内外に有名で、オーナーによると日本のブログでも数多く取り上げられているそうである。
知らないうちに日本でも知られるようになって、お客さんも多いのよ、と嬉しそう。
ホテル玄関の正面に下記のあいさつが掲げられている。
herzlich willkommen im weltweit 1. stadthotel mit null-energie-bilanz
welcome to the worldwide 1st city hotel with zero-energy-balance
意味は、エネルギーバランスがプラスマイナスゼロの世界初のシティホテルへようこそ!
この意味を聞いてみたら、ここではソーラー発電をやっており、夏はエネルギーが余るので電力会社に買ってもらい、冬はさすがにホテルの発電だけでは賄えないので電力会社から供給してもらっているが、この夏冬のバランスがゼロだということだとのこと。
たしかに、建物上部の壁面にソーラーパネルを設置し、ホテル運営コストにかかるエネルギーは効率的な使用と節約対策が徹底的に実践されているようである。
ホテルの新館は、なお一層のエネルギー節約方式であるパッシブハウス工法とうい方法で建てられているそうである。
各室テーブルにもホテルのエコに対する取り組みをアピールした三角柱状の説明書が置かれていて、宿泊者にもエコマインドを吹き込む仕掛けとなっている。
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ウィーン, エコホテル, ブティークホテル・シュタットハレ・ヴィーン