九州・佐賀県のほしふる里にあるベッド&ブレックファストadonoanと「てっぺんものがたり」

佐賀県武雄市は、古唐津発祥の地といわれる陶芸の町。市内には90を超える窯元が散在しています。

星からCMまで撮影する写真家であり映画製作者である野田尚之氏が運営するShare Creative & Bed adonoanは、お客様と一緒に星を楽しみたくて開いたという、天文台まで備えた宿で、同市武内町真手野(まての)にあります。

到着した翌日の台風一過の夜空は、まさに満天の星と天の川、時折かすめる流れ星。冒頭のキャッチ画像は、野田氏が同夜に撮影した星空です。

adonoanは、JR佐世保線の武雄温泉駅から車で15分ほど。タクシーの運転士さんも知らない隠れ宿でした。青々とした稲田や林に囲まれ、空気も澄んでいます。

布団2組のツイン/ダブルルームと布団3組のトリプルのスペーシャスな2部屋があり、洋風あるいは和風、エスニックなど、お客様の好みに合わせて準備されるたっぷりの朝食がついて1人1泊4,000円。

部屋にバス・トイレは付いていませんが、宿泊者数が少ないので、室外のバス・トイレでもあまり気になりません。(無料WiFi利用可)

木の香りがすがすがしい玄関フロアーと清潔感ある客室

食べきれないほどの朝食!野菜は庭で収穫したものや近所の農家より入手

 

武雄には窯元が多いのですが、とくにadonoanのある真手野にはたくさんあるようです。隣も金子窯という有名な窯元で、ホテル名はわからなかったタクシーの運転手さんでもご存知でした!

ちょっと歩くと、周りには九州自然遊歩道があったり、焼き物の町らしい風情が色濃く漂っているので、散歩も楽しくなります。

なお、1往復(たとえば、到着時とお見送り時)は無料で車を回してくださるそう。駅前にはレンタカーもあるので、滞在中の移動を考えて最初からレンタカーにする方も多いようです。

 

オーナーの野田氏は、現在、高品質な茶どころとして有名な隣町嬉野市の茶農家副島園を舞台に、一家が地域住民らと支え合い、後継者不足や耕作放棄地などの課題と向き合う姿を描く、自然と人と食を守る映画「てっぺんものがたり」を制作中。撮影も順調で、2020年には公開予定だそうです。

クラウドファンディングCAMPFIREで資金集めをし、募集は終了していますが、映画製作に関わる背景を知っていただくために、サイトをご紹介しておきます:
https://camp-fire.jp/projects/149296/activities

資金面ではまだまだ足りていない状況ですので、協賛企業や個人様の募集は今後とも行っておりますとのこと。関心がある方はぜひ野田さんにご連絡ください:nao@adonoan.com

クラウドファンディングというと、都内に佐賀のアンテナショップを作るための資金を、漫画「孤独のグルメ」の原作者久住昌之さんらが募っているそう。
https://a-port.asahi.com/projects/sagamon/

佐賀県人は自慢が苦手。でも、身近な日本茶やタマネギは日本でもトップクラスの品質ですし、ここでご紹介したような陶器や有田・伊万里の磁器、唐津玄界灘や有明海の海の幸など、多くの魅力がよく知られないまま眠っているようです。募集期間は8月末までですので、こちらもぜひ、ご協力ください。

 

シェア クリエイティブ&ベッド アドノアン
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