今年の10月前半は、暑くて雨が少ない日が続き、農家さんは野菜の収穫に直接打撃を受けました。急に気温が下がったり雨が降りすぎたりするのも同様で、自然と向き合い作物をつくってもらえるのは本当に有難いこと。
そんな中で、私たちにできることは、食を支えてくれる農家さんと繋がり、美味しくいただくこと。ぜひ、農家さんへ感謝の気持ちを伝えてもらえたらと思います。
そして、小さな鉢植えからでもいいので、自宅で何かしら植物を栽培して欲しい。
何かを栽培してみると、気候や土、虫などの生き物も含め、意識するようになります。意識するって大切なこと。
実りの秋を楽しむ
では、前回に引き続き、ベランダ菜園の様子をお伝えしますね。
つぼみだった綿花(コットンフラワー)は、花が咲き、実がなり、弾けて収穫することができました。
収穫し、種と綿とに分け、また次のシーズンに種まきします。
1つの実からできるのは、たった直径5cmほどの綿。手間暇かけて作られるオーガニックコットンの大切さを感じます。
ローゼルはどうなったかというと、実が赤くなり収穫の時を迎えました。
レモンも収穫できるタイミングだったので、ローゼルとレモンでローゼルジャムをつくりました。
ビタミンCたっぷりの甘酸っぱいジャムです。
朝、ヨーグルトと一緒にいただきます。
トゥルーシー(ホーリーバジル)も摘んで、ハーブティーに。
卵と牛乳を使わないバナナマフィンを作り、ハーブティーと一緒にティータイム。
ベランダでの栽培でも、自然と親しむことは暮らしにちょっとした彩をもたらしてくれます。
これから寒くなってくると、収穫を終えたベランダ菜園は少しお休みです。
次回は農家さんの野菜についてお伝えしたいと思います。
収穫や料理の動画をYouTubeにもアップしています。
よかったら覗いてみてくださいね。
Go Organics Japan 代表 田中美穂
香港・タイ・日本で活動する非営利団体「GO Organics Peace International」の日本拠点。
2015年5月に「GO Organics Japan(ゴーオーガニクスジャパン)」としてスタートし、無農薬・無化学肥料で農業を営む農家さん達と消費者を繋げる活動をしています。
また、農業ボランティアや農園運営での実践、シードマイスター、オーガニックコスメアドバイザー、フードコーディネーターの学びを通じて、種や土のこと、安心して使えるオーガニックコスメ、オーガニック食材を使った料理など、日常の生活に取り入れてもらうための活動もおこなっています。