愛媛県の明浜町にある無茶々園。そこは海に面した急峻な段々畑で、60年前に半農半漁からみかん経済栽培へと移ったところ。40年前には有機栽培を始め、10年前からは明浜から飛び出して新規就農者とともに甘夏の出作りをはじめたとか。厳しくも豊かな環境を生かして、有機栽培で柑橘類の栽培や加工が行われています。
▲明浜の美しい風景
▲無茶々園 事務局スタッフの方々
無茶々の里から柑橘類をベースにしたコスメブランド「yaetoco」が誕生しました。名前の由来は、秋祭りのかけ声「やーえーとこー」からの引用。ステキな人やコトが集まる明浜の温かい円を世界へ広げていきたい、という願いが込められています。
「yaetoco」のアイテムには除草剤・化学肥料を使用せず、できるだけ農薬も使わずに栽培した柑橘の果皮が使われています。「水蒸気蒸留法」という、植物原料の下から水蒸気を発生させ、植物に蒸気を通して精油を蒸留する方法で作られています。
果汁を絞ったあとの残渣から果皮を切り分け、抽出した「エッセンシャルオイル」は国産農産物の活用法が考えられているもの。お部屋やアロマバス、お掃除にといろいろ使えリラックス効果も抜群。
▲エッセンシャルオイル 各5ml いよかん、甘夏:1,620円(税込)ゆず、青みかん:1,944円(税込)
「家族入浴料」バスソルトには、地元のばっちゃんたちが一つ一つ手で皮をむいた、ポンカンの果皮を抽出した精油がたっぷり使われています。手作業の温もり、ポンカンの明るい香り、保湿効果もあって心まで元気になるアイテムです。
▲家族入浴料(バスソルト)ぽんかん/はこ売り 50g×5袋入り:1,296円(税込)
▲元気なばっちゃんたちの手作業がうれしいアイテム
その他、アロマミスト、かぞく化粧水・乳液、家族洗顔石鹸、家族ハンドクリーム、甘夏の精油とみかんの花蜂蜜で作られた家族バームなど、どれも気持ちが良くて明るく元気になるものばかり。家族を大切に思う気持ちと、ふるさとを大事に思う気持ちがたくさんつまったラインナップです。
▲アロマミスト 200ml:1,620円(税込)
▲アロマミストは「NPO法人あおぞら」障がい者支援施設と作られています
連絡先:yaetoco
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |