映画『奇跡のリンゴ』で注目を浴びる無農薬無肥料の究極農法で生産している全国50の農家が都会の消費者にPRするイベント「自然栽培フェア2015」が、10月17日(土)と18日(日)の10時〜16時まで、東京都・中野区「中野セントラルパーク」で開催されます。
2014年は2日で2万人を動員したこのファーマーズマーケット。3回目を数える今年は、木村秋則氏の”奇跡のリンゴ”を使ったヨーグルトの特別販売も行われるとか!!
自然栽培とは、農薬や化学肥料はもちろんのこと、有機肥料にも頼らない究極のオーガニック農法。絶対不可能と言われた無農薬のリンゴ栽培に成功し、「奇跡のリンゴ」として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家・木村秋則氏が旗頭となって、国内で普及してきました。
▲2015年4月の「とことんオーガニックシンポジウム」ブログの木村秋則氏
自然農法は近年、ますます注目を集めており、自然栽培の農業体験スクール『ソラシド』の受講者も年々増加傾向にあるとか。自然栽培に取り組む農家が増え、有限会社サンスマイルの流通調査データによると、自然栽培の作物の流通量も毎年130%増加しているそうです。
2013年には、阿部サダヲ 主演による木村秋則『奇跡のリンコ』が映画化されて話題になり、新書『ローマ法王に米を食べさせた男』では、ローマ法王に献上した米が自然栽培米だったことで更なる注目を浴びるなど、徐々に一般にも普及する形で関心が高まっています。
「自然栽培フェア2015」では、50の出店があり、その内容は、目玉である木村秋則氏の「奇跡のリンゴヨーグルト」をはじめ、野菜・くだもの・スイーツ・雑貨・ガーデンニング・ナチュラルコスメなど多彩。さらに、マクロビ料理教室クッキングライブなどもあります。
自然栽培の販売チャネルとしては、ごく一部の百貨店やスーパー、通販等がおもで、なかなか一般の人が手に取る機会が少ないのが現状だそう。「自然栽培フェア2015」は、その自然栽培を身近に触れ知ることができ、生産者とも交流できるまたとない機会になります。
「自然栽培フェア2015」開催概要
【会期】 2015年10月17日(土)、18日(日) 10:00〜16:00 小雨決行・荒天中止
【会場】 中野セントラルパーク アベニュー
東京都中野区中野四丁目10番2号 JR中野駅北口徒歩5分
【出店予定】 50店舗 野菜・くだもの・スイーツ・雑貨・ガーデンニング・ナチュラルコスメなど
【イベント】 マクロビ料理教室クッキングライブ
※同日開催で中野セントラルアベニューにて、『花と緑の祭典』が行われます。
【主催】NPO法人 自然栽培フェア2015実行委員会
【共催】
一般社団法人 無肥料自然栽培普及協会、NPO法人 世界環境改善連合、NPO法人 オーガニック事業協会
【後援】中野区、木村興農社、野口種苗研究所、中洞牧場(株式会社リンク)、一般社団法人オーガニックライフ協会、株式会社タイヨー
農業の高齢化、耕作放棄地の増加、TPP問題…日本の農業の前途は明るくありません。その上、日本は単位面積当たりの農薬使用量が世界一。食の安全性 は消費者・生産者の健康対策において緊急の課題です。さらには化学肥料の多投は、連作障害や地下水の汚染など、全国で深刻な環境破壊を引き起こしていることは紛れもない事実です。
そんな中で、肥料にも農薬にも頼らない、自然と共生する農業、特に『無肥料自然栽培』への関心は全国的に大きな注目を集めています。2013年の『奇跡のリンゴ』の映画化、中洞牧場『NHK仕事ハッケン伝』での放映など、真面目な生産者の地道な努力がメディアにも注目され、元気な若手生産者が全国で増え始め、農業技術も進化しつつあります。
▲中洞牧場のソフトクリームカー
今後の日本の未来を考えたとき、『肥料にも農薬にも頼らない、自然と共生する農業』の姿は、次世代に残すべき貴重な財産です。限りある国土で、持続可能な食を自ら手に入れるために、フェアを通じて自然栽培の更なる普及を目指します。
【お問い合わせ先】
自然栽培フェア実行委員会2015 担当:島田(株式会社タイヨー内)
TEL:049-253-3535 FAX:049-251-1037
Mail:info@taiyo-corp.com